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October 25, 2014

シカゴ筋ポジションの確認(10/21時点)

       (10月21日)  (10月14日) (増減)
カナダドル   ▲21534   ▲16167   ▲5367
スイスフラン ▲17862    ▲17553   ▲309
ポンド    ▲4485     ▲2837    ▲1648
円      ▲71738    ▲101147  +29409
ユーロ   ▲159371    ▲155342  ▲4029
豪ドル  ▲31509    ▲30271   ▲1238
NZドル  ▲2332     ▲2384    +52

ほとんどが▲のマイナス表示ですが、円とNZドルの増減がプラス。
この2カ所だけは、ドル高トレンドの巻き戻しでした。

10/14~10/21のドル円は、一時105円前半を付けるなどリスクオフのピークが含まれているので、実際の相場の動きと概ね整合していると言えそうです。

この後の数日で、相場のセンチメントは大分好転しましたが、株価の戻りほど金利は回復しない状態。

エボラは、既存患者の回復というグッドニュースと、NYへの広がりというバッドニュースが混在。

Dxy1025金利の回復が緩慢なため、ドル円は106円~107円程度の推移かと思いましたが、スルスルと上に抜けて108円前半まで来ています。

米国金利の上昇ペースに関するコンセンサスは若干後退し、ドルインデックス(グラフ)は高値圏での調整ですが、ドル高トレンド自体は、今のところ崩れそうにはありません。

ドル円は、実質実効レートでは既に2007年の120円を越える円安レベルと試算されていますが、なお多くの人(特に日本人)が、更なるドル高円安を予想しています。

これ以上の名目上の円安は購買力との乖離が大きくなるので、円安がインフレを招くか、インフレが円安を正当化するか、どちらかによって(結果は一緒ですが)円の実質交換価値を切り下げる力が働くことになると思われます。

結局我々は、消費増税で払うか、インフレで払うか。
いずれにせよ、自分たちが作った政府債務の返済から逃れることは出来ません。

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