シカゴ筋ポジションの確認(9/30時点)
(9月30日) (9月23日) (増減)
カナダドル ▲4566 3064 ▲7630
スイスフラン ▲12557 ▲13375 +818
ポンド 3589 ▲1050 +4639
円 ▲120878 ▲105422 ▲15456
ユーロ ▲137525 ▲141965 +4440
NZドル 64 1841 ▲1777
豪ドル ▲2017 8347 ▲10364
基本はドル高傾向に変わりは無く、円ショートが増加、豪ドルもネットショートに転じました。
この後の雇用統計に大きなインパクトがありましたので、更にポジションはドル強気の方向に傾いているものと推測されます。
9月の米雇用統計は、NFP248千人、失業率5.9%と良い数字で、DOWは208$上がって17000$台に復帰。
最近はイエレン議長の影響で、それでも賃金単価は上がっていないとか、細かい議論が盛んですが、アメリカが投資マネーを置くのに最もふさわしい場所だというビッグピクチャーに揺るぎは無さそうです。
但し、長期金利は2.43%と低水準で留まっており、依然として過剰流動性による「良いところ取り相場」の性格が強く、事ある毎にボラが高い状態は続くのではないかと思われます。
85の壁を突破してズンズン上に向かって突き進み、恐いものなし。
最大のライバルであるユーロは、いくらでも叩いてもらって結構ですとマゾ宣言。
為替市場で独壇場となったドルに、コモディティは「ひれふ」状態。
WTIは90$割れ、金は節目の1200を下抜けて1190。
金の産出原価は1200$と言われていますが、産出量の多い地域の通貨、豪ドル、ランド、ロシアルーブルなどが軒並み売られていますから、現状でドル換算すれば1000$くらいかもしれません。
ちなみに2010年にユーロドルが1.2だった頃、WTIは一時70$割れ、金は1000$の少し上でした。
今のドルの勢いなら、再び金が1000$になる可能性は十分にあるでしょうが、じゃあ今13万円が11万円で買えるのか、というほどオイシイ話ではなく、12万円くらいではないでしょうか。
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