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October 07, 2014

ソフトバンクは割安に見える

SbアリババのIPO(9/19)以後、ソフトバンク(SB)の株価が冴えません。

IPO直前の8740円に対して、10/6の終値が7428円。
15%も下落しています。

売られる理由としては、今までアリババに直接投資できないために代替としてSBを買っていた需要が消えたため、と理解されているようです。

現在の時価総額は8兆9000億円。
保有するアリババだけで8兆円あるはずだからオカシイ、と単純に思うのは全くの素人考え。

ということも、ないようです。

ジェフリーズのアナリスト、アツール・ゴーヤル氏は、「日本における同社の通信事業の価値をゼロとみるか、アリババ株の価値をほぼゼロと算定するようなもの」(原文)だと指摘し、目標株価を1万1400円としています。
これは時価総額だと、約14兆円になります。

ソフトバンクの今年度第1Q決算の概要は、売上2兆円、営業利益3400億円、純利益1100億円。
会社による今期予想、売上8兆円、営業利益1兆円に対する進捗ペースは問題無さそうです。

四半期EBITDAは5900億円で、年間2兆円が目標。
一般的に、EV/EBITDAは7倍前後が妥当とされるので、時価総額14兆円目標はリーズナブルです。

先日、スウェーデンのエレクトロラックスがGEの家電部門を買収した際の価格は、EV/EBITDAが8倍。
アメリカを代表する通信銘柄であるAT&Tは5.5倍、ベライゾンは6.1倍ですが、両社はアリババを持っていません。

ちなみに米ヤフーに関しても、SB同様に割安との指摘があります。(Yahoo Seen as ‘Walking Dead’ After Alibaba IPO

現在、米ヤフーの時価総額は、約4兆4000億円。

同社は、アリババの16%、日本ヤフーの35%を保有しており、これだけで約4兆6000億円。
アリババ株の売却もあって、現金が1兆円近くあると推定されているので、やはり何かが過小評価されているとの解釈が可能です。

SB、米ヤフーが安いのか、何かとリスクの多い中国銘柄が、NYで24兆円もの評価が付いている事自体がオカシイのか。

もし仮に私が孫さんで、アリババの過大評価の可能性があると認識するなら、アリババ8兆円と有利子負債8兆円を、SBのバランスシートから丸ごと切り離すことが出来ないかを検討してみたいところです。

上手く出来れば、無借金の巨大通信・IT企業という痛快な銘柄が日本から誕生します。

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