« 日本の不動産投資は少ない | Main | 彷徨う「シャフタール」が故郷に戻ることは難しい »

October 22, 2014

DOWは軌道に復帰

21日のNY市場では、株価主要指数が大幅高。
特にNASDAQは+2.4%と、お祭り状態。

Dow1021DOWも200日線上に復帰。

エボラの拡大も見られず、ひとまず強い恐怖感は去りましたが、金利は一段と低い位置で落ち着こうとしています。

DOWの終値16615$は8月上旬と一緒ですが、その時米国長期金利は2.5%。
今の2.2%は、金利収入面で1割以上マイナスです。

ゴールドマン・サックスは先週、年末時点の10年債利回り予想を従来の3%から2.5%に、JPモルガンは同予想を2.7%から2.45%に引き下げました。
目の前の現実を考えれば、2.5%でさえ野心的な目標に見えて来ます。

金利の目線が下がったことで、ドルの落ち着きどころも下方シフト。
ドル円は、「107円はちと高い、105円は何とか買える」になり、106円ウロチョロ相場の雰囲気。

ドルの目線が下がったため、金(GOLD)は一時の1200$割れから1250$近辺へ反発。
原油も下げの勢いがストップし、石油関連銘柄も反発しました。

先月、0.58%まで上がっていた2年もの金利は0.36%。
こちらの下落率は何と4割。

Eurusd1022左のグラフは、ユーロドルと米独金利差の相関ですが、ユーロが下がるのでは無く、金利差の縮小によって辻褄が合うこととなりました。

市場は勝手に狼狽して株を売り、将来の予想金利レベルを下げて株を買い直していますが、FRBが何か公式に言った訳ではありません。

次のFOMC(28、29日)で、市場の期待に迎合して、利上げを遅らせるニュアンスを打ち出す必要はないと思いますが、どうでしょうか。

|

« 日本の不動産投資は少ない | Main | 彷徨う「シャフタール」が故郷に戻ることは難しい »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 日本の不動産投資は少ない | Main | 彷徨う「シャフタール」が故郷に戻ることは難しい »