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October 23, 2014

彷徨う「シャフタール」が故郷に戻ることは難しい

昨日22日に行われたCL(チャンピオンズリーグ)のGS(グループステージ)第三節。
ウクライナのシャフタールが、敵地でベラルーシのFCバテ・ボリソフに7-0で圧勝しました。

シャフタールとは「炭鉱夫」の意味で、正式名称は、シャフタール・ドネツク。

親ロシア派とウクライナ政府軍との激しい戦闘により、シャフタールは本拠地ドネツクでプレーすることが不可能となり、今は首都キエフをベースに活動しています。

2014___14031154174思い起こせば、僅か2年前。

UEFAユーロ2012は、ポーランドとウクライナの共催でした。

これに合わせて2009年に竣工したドネツクのドンバス・アリーナでも5試合が行われたので、間違いなくテレビで見ているはずですが、写真のように、煌びやかで美しいスタジアム。

ドネツクは、人口90万人の工業都市ですから、立派なサッカースタジアムがあるのは当然です。

2

3現在のドンバス・アリーナには砲弾が撃ち込まれ、無残な姿に変わっています。

今回7-0の内、一人で5点を叩き出したのは、ブラジルのルイス・アドリアーノ。

シャフタールのオーナーは、推計資産125億ドルといわれるウクライナの富豪リナト・アフメトフということもあり、チームは裕福ですから、過去にも海外から優秀な選手を獲得してきました。

現在シャフタールはキエフを練習拠点とし、試合はウクライナで最も西端にあるリヴィウ(Lviv)で開催。

東にあるドネツクからは約1000kmも離れており、3万5千人収容のスタジアムには、平均1万人しか集まらない状態が続いていると報道されています。

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