シカゴ筋ポジションの確認(10/28時点)
(10月28日) (10月21日)(増減)
カナダドル ▲21405 ▲21534 +129
スイスフラン ▲20283 ▲17862 ▲2421
ポンド ▲6247 ▲4485 ▲1762
円 ▲67399 ▲71738 +4339
ユーロ ▲165707 ▲159371 ▲6336
NZドル ▲3898 ▲2332 ▲1566
豪ドル ▲33851 ▲31509 ▲2342
ポジションは大きな変動がなく、小康状態といったところ。
それだけに、寝耳に水の日銀追加緩和は、劇的なサプライズ効果をもたらしました。
ドル円は、金曜昼の109円前半から急上昇して112円30銭と、3円の上昇。
追加緩和とGPIFの合わせ技が決まったということもありますが、何と言っても昨年4月の記憶があるので、条件反射的な「円売り株買い」となりました。
NYダウは+195$の17390$で、新高値更新。
勢いで買ってはみたものの割高なんじゃないか、という水準です。
金(ゴールド)は、1200$→1170$に下落。
掛け算してみると、109.4円×1200$と112.3円×1170$は一致します。
ドル建て日経平均(グラフ)で見ると、まだ昨年末高値まで距離があり、日銀に敬意を表してそこまでは買うとすると、大体日経平均17200円です。
見方を変えると、円安による株高効果が大きく減退。
昨年末の16290円は105円で達成しましたが、今は112円まで円の価値を薄めて、ようやく16400円。
ざっくり計算してみると、2013年は1円の円安で日経平均は概ね+300円、今年は+150円と2分の1。
円安による経済効果は期待の半分だったのです。
円安がスピードアップする前の7月は、ドル円102円で日経平均15400円。
そこからスタートすると、ドル円112円で1500円アップの16900円になるので、今の17000円と整合します。
それにしても、日本人の生活にとって原油安は良いことに決まっているのに、それを「懸念」と表現する日銀のデフレ脱却という概念は、国民を幸せにするのか。
再考する必要があります。
また、中央銀行が株や不動産を大量に買うことの異常さが、あまりにも軽視されています。
いずれ大きなコストを払うことになるのは必定ですから、調子に乗って粗っぽいトレードをせず、しっかり貯金をしておく必要がありそうです。
Comments
初めまして。
貯金ですか・・・
「物価上昇」がキーワードの中では、貯金しにくいですが、、、と思う時点で黒田さんの術中なのかもしれませんね。
Posted by: Yoshida | November 02, 2014 07:58 PM
今回の利益を貯金しておく、という意味ですけどねw
Posted by: akazukin7777 | November 02, 2014 08:53 PM