シカゴ筋ポジションの確認(11/11時点)
(11月11日) (11月4日) (増減)
カナダドル ▲21846 ▲19415 ▲2431
スイスフラン ▲22675 ▲20221 ▲2454
ポンド ▲12891 ▲7462 ▲5429
円 ▲82563 ▲71651 ▲10912
ユーロ ▲163893 ▲179021 +15128
NZドル ▲989 ▲4109 +3120
豪ドル ▲38027 ▲38268 +241
円ショートポジションが1万枚ほど増加していますが、現実の為替市場での円安スピードと比べると、むしろ増え方は緩慢。
現在の「残高」は、ドル円が105円だった年初の半分程度に過ぎません。
日経は、「シカゴ筋が出遅れている」という表現をしていましたが、むしろ相場の速度が、一般的な投機家の予想を凌駕していると考えた方が良いのかもしれません。
ユーロとオセアニア通貨に巻き戻しが入ってプラスになっていることが示すように、一部ではドル買い一服の気配があるものの、円売りは止まりません。
金曜日には一時116円台後半までありました。
現在のドル円は、5年移動平均から30%も乖離するという、十数年ぶりの快挙(?)となっており、短期的には行き過ぎ感が充満していますが、それだけに大相場に発展する可能性が高いと読む人も増えています。
四捨五入すれば既に120円達成。
10月リスクオフ時の105円前半から僅か1ヶ月で、10円以上も対ドルで円が売られるのは、やはり尋常では無い事態です。
既に悪い円安ゾーンに突入したと思われるドル円。
悪い円安には上限(下限?)は無いので、どこまで行くのか見当もつきません。
期待インフレだけに執着する日銀はクレイジー。
消費増税延期という空気に逆らえない政治はフーリッシュ。
保険を買っておきたいという気持ちが広がるのは当然です。
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