アメリカはドル高に文句を言わないのか
今日(11/4)の日経平均は、寄り付き直後に17127円の高値。
引けは16862円と、実質は寄り天でした。
僅か営業日2日でインデックスが1割も上がれば、売る人が多いのは当然です。
今後も株価は為替次第ですが、為替は株価次第と言う人もいます。
アメリカの場合、株式市場に主体性があり、日本の場合は株が為替の上に浮かんでいるといった感じでしょうか。
ドル円は一時114円台。
多くの専門家が120円を予想し始め、ドルを持たざるリスクが喧伝されています。
ドル高にブレーキがかかるとすれば、アメリカからの牽制発言。
特に、米国輸出業者が政治家に圧力をかけないのかが注目されます。
米国貿易統計は、今のドル高がスタートした8月分まで公表されています。
赤字なのはいつものことですが、毎月400億ドル(4兆円強)程度で安定。
住宅バブルで過剰消費していた2007~2008年前半は、概ね600億ドルと現状レベルの1.5倍でしたので、比べれば健全傾向。
この数字を見る限り、米国内から強い批判が出る可能性は低そうですが、本格的にドル高の影響が出る9、10月の結果が気になるところです。
もっともその前に、日本国内で円安に音を上げる声が噴出して押さえきれなくなるかもしれませんが、原因を作ったのは通貨毀損を企む日銀ですから、海外から見れば自業自得に映るでしょう。
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