脱デフレ教というカルトは終焉の時
7-9期GDP速報はマイナス。
その流れで解散となりましたが、どうやら消費増税問題は「オトリ」。
ボロが出る前にリセットした方が良い。
勝てそうな内に4年の切符が欲しい、と教祖が思うのは理解できます。
トリガーは、団扇(うちわ)と観劇。
往々にして、女性絡みの些細なことが国を動かすものです。
安倍政権は、リフレ派を経済政策のアドバイザーに据えてスタートしました。
行き過ぎた円高を是正するところまでは無害でしたが、これが唯一の成果。
発足1年後の2013年12月には、ドル円105円で、日経平均16300円。
期待効果は、実質ここでゴール。
あとは、無理やりの緩和やらGPIF改革という小細工を弄し、株価を1000円持ち上げるために、ドル円を10円も動かす高いコストを払っています。
脱デフレ教団広報担当の、「ああ言えば黒田」。
原油安が懸念材料という珍妙な理屈を振りかざしましたが、さすがに今後は、5:4で押し切る策も使えないでしょう。
安倍さんに経済を理解させるのは無理というのが定説のようですが、「輪転機グルグルで全部良くなると言ったのに、そうならないじゃないか」くらいは分かるはず。
選挙後に経済ブレーンを入れ替え、責任を有耶無耶にしてしまうのは政治家の得意技。
第三の矢は残した曖昧な勝ち逃げこそが、アベノミクスの賢い葬り方であり、今後の成長は、民間企業の役割です。
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