ビットコイン・チャートの確認
2013年秋、突如として急騰が始まりました。
中国人の間で、人民元よりも価値が上がると期待沸騰したことが理由といわれていますが、この現象だけ取り上げても、いかに中国人が自国体制の呪縛から逃れたいと思っているかが窺い知れます。
しかしながら当局は、中国国内での換金や取引を禁止。
12月、突然一夜にして価値が半分になり、更にはアメリカでの規制検討報道も影響。
ビットコイン熱は急激に冷め、最初の輝きが薄れた新興市場のIPO銘柄のように、ダラダラ下げ。
折しもドルが上昇トレンドにあったこともあり、原油やユーロのようなジリ貧相場となり、10月中旬には今年最安値の300$割れ。
これは、米国株が直近の安値を付けたタイミングと一致しています。
金、原油、ユーロ、株式。
様々なリスク資産や代替通貨をミックスしたような動きをするビットコイン。
適正価格を判断するのは容易ではありませんが、取り扱いショップが増えている以上、交換価値がゼロにはならないので、どうやら300$は当面の底値。
新規でエントリーを考えるに当たって、現状はマズマズの水準と言えそうです。
ただし日本では、この1年を振り返っても、仮想通貨への認知度や利便性が格別に進んだわけではありません。
システムを維持する運営者側もユーザーも、気長な取り組みが必要かと思われます。
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