NYDOWは18000$突破
FRBが決める短期金利は上昇しても、市場が決める長期金利は上がらない。
原油安がインフレを抑制し、住宅市場を冷やす長期金利上昇には、市場が自ら箍(タガ)を嵌めている状況です。
FRBが蛇口を閉めても、貯まった水は、すぐには蒸発しない。
むしろ、新興国やコモディティ市場から堅調な米国に回帰。
短期金利の上昇がドル高を支え、低水準の長期金利が株高をサポート。
これは良いところ取りなのか、持続するのか。
低金利にサポートされたイールドハンティングは続く、というのが、現時点でのメインシナリオのようです。
原油とルーブルは、一旦落ち着いてきましたが、まだ疑心暗鬼。
一体いくらなら、誰がどれだけ減産するのか。
原油じゃぶじゃぶ時代の新たな基準は見えませんが、エネルギーの不安がないのは贅沢なことです。
CNBCが作成した、金とドルの相関グラフ。
ドルインデックス(黄色)が逆目盛り(INVERTED)なので、下に行くほど強くなります。
ドルが強ければ金は下がるという関係が、この2ヶ月ほど途切れました。
IMFの発表によれば、ロシアの金保有量は、10月1,168.7トン→11月1,187.5トンと19トン(約1000億円)増加。
ロシアだけでなく、不安心理で金が買われている下げ渋りか、そもそも採掘原価の1200$は固いのか、インドと中国が現物を支えるのか。
プラチナの方が、より割安という人もいます。
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