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December 24, 2014

NYDOWは18000$突破

Dow1223
クリスマス休暇中、NYDOWは静かに18000$を越えました。

PERは17.3倍の表示。
過熱感の有無については評価が分かれるところです。

米2年金利は0.73%と、10月の最低0.31%から40bsp以上ジャンプ。

一方で米10年金利は、やっと2.26%。
こちらは10月の最低2.14%から僅かに12bspのアップ。

FRBが決める短期金利は上昇しても、市場が決める長期金利は上がらない。

原油安がインフレを抑制し、住宅市場を冷やす長期金利上昇には、市場が自ら箍(タガ)を嵌めている状況です。

FRBが蛇口を閉めても、貯まった水は、すぐには蒸発しない。
むしろ、新興国やコモディティ市場から堅調な米国に回帰。

短期金利の上昇がドル高を支え、低水準の長期金利が株高をサポート。
これは良いところ取りなのか、持続するのか。

低金利にサポートされたイールドハンティングは続く、というのが、現時点でのメインシナリオのようです。


原油とルーブルは、一旦落ち着いてきましたが、まだ疑心暗鬼。

一体いくらなら、誰がどれだけ減産するのか。
原油じゃぶじゃぶ時代の新たな基準は見えませんが、エネルギーの不安がないのは贅沢なことです。


CNBCが作成した、金とドルの相関グラフ。
Gold2
ドルインデックス(黄色)が逆目盛り(INVERTED)なので、下に行くほど強くなります。

ドルが強ければ金は下がるという関係が、この2ヶ月ほど途切れました。

IMFの発表によれば、ロシアの金保有量は、10月1,168.7トン→11月1,187.5トンと19トン(約1000億円)増加。

ロシアだけでなく、不安心理で金が買われている下げ渋りか、そもそも採掘原価の1200$は固いのか、インドと中国が現物を支えるのか。

プラチナの方が、より割安という人もいます。

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