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December 10, 2014

ロシア株に血は流れているか

ジム・ロジャーズが今年5月、中国とロシア株を買い推奨していました。
もし今もHOLDしているなら、中国は大儲け、ロシアは大損のはずです。

この時彼は、「流血の時こそ買いだ」と言ったとされていますが、原文は、18世紀にロスチャイルド男爵が語ったとされる「Buy When There's Blood In The Streets」。

経済制裁、原油安、ルーブル安に見舞われている今のロシア市場にこそ、似合う言葉にも感じられます。

Rsx
この1年間の、ロシア株ETF(RSX)、ルーブル(RUB/USD)、原油(OIL)ですが、どれも概ね4割安。
流血の事態と言うには、下げが物足りない気がします。

個別銘柄(楽天証券で扱うロシア株ADR)はどうか。

Mtl
上から3つ、ロステレコム(ROSYY)、モバイルテレシステム(MBT)、ウィンペル・コミュニケーションズ(VIP)は何れも通信銘柄で、1年前の2分の1~3分の1。
最後のメチェル(MTL)は鉄鋼メーカーで、同じく4分の1。

ロステレコムは政府系で、固定電話では最大。要は、NTTです。

モバイルテレシステムは、携帯では最大。ドイツテレコムが出資しています。

ウィンペル・コミュニケーションズは、MBTのライバル的位置にいますが、ロシア財閥のアルファグループとノルウェーの通信会社テレノアグループが主要株主で、本社はアムステルダムに置き、収入の3割はイタリアから得ているという国際色豊かな会社。
但し、株主同士の仲は悪いという噂もあります。

メチェルは鉄鋼大手ですが、むしろ極東地域に大きな炭田を持つメリットが資源ブーム中には囃された経緯があり、資源安と中国成長懸念という今の状況は、正に超逆風。

直近9月決算は当然のように赤字。
4年前の高値からは、株価60分の1になりました。

これは血が流れていると言っても良いかもしれません。

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