« J-REIT指数の確認(2/20時点) | Main | 円高・デフレが日本を救う »

February 22, 2015

シカゴ筋ポジションの確認(2/17時点)

       (2月17日)  (2月10日) (増減)
カナダドル  ▲32842   ▲33333  +491
スイスフラン ▲6044    ▲5486  ▲558
ポンド     ▲28798  ▲38603  +9805
円      ▲49091   ▲55124  +6033
ユーロ    ▲185582  ▲194641 +9059
NZドル   ▲5753   ▲6200    +447
豪ドル   ▲53831   ▲53182   ▲649

円、ユーロ、ポンドともに、対ドルショートの巻き戻しが見られます。

Dxy0221

昨年後半以降、急激に上昇したドルインデックス(DXY)は、現在頭打ち状態になっており、短期資金は目標を達成して撤退。
長期ドル高期待資金はFRBの利上げ待ちで待機。

表層部分が消え、根雪の部分だけが残りつつある状態と言えそうです。

Cftc0220
このグラフは、M2Jのサイトで見られるドル買いポジション全体の推移。

史上最も高い水準で張り付いていて、買いたい人は殆どが買っているため、なかなか上がらない。
もしFRBが、市場予想よりもタカ派的であることが確認されるなら、また増えようかといった心理状態でしょうか。

今後のFOMC開催予定は、3月、4月、6月、7月、9月、10月、12月。
記者会見があるのは、3、6、9、12月の予定です。

現在、FRBの利上げは早くて6月と言われていますが、金利先物市場での取引値は次の通りです。

Futurei0220

例えば、6月の先物値は99.83ですから、FFレート0.17%予想。(100-99.83)
これは、現状の0.12%に対し、0.05%高に過ぎないので、利上げ可能性は2割程度しか織り込んでいません。

9月は、99.675ですから、市場はFFレートを0.325%と予想。
現状より0.21%高いので、利上げ確率は濃厚です。

このあたり、計算が面倒くさいので、http://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/fed-funds.htmlでは、将来のFOMC開催ごとの確率を計算してグラフ化してくれています。

これによると、6月利上げ可能性は18%。
9月は58%となっています。

細かい話ですが、現在のFFレートはターゲットレンジが0~0.25%で、実際には多くの期間が0.12%。
そもそも現状はゼロなのか、0.25%なのか、実態に即して0.12%と認識するのか。

次回は、0.25~0.50%となるのか、0.50%一本なのか。
はたまた0.25%一本で、実質0.13%利上げという細かい技もあるのか。

それによって、利上げという会話でも、内容が微妙に擦れ違っている可能性があるかもしれません。

|

« J-REIT指数の確認(2/20時点) | Main | 円高・デフレが日本を救う »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« J-REIT指数の確認(2/20時点) | Main | 円高・デフレが日本を救う »