シカゴ筋ポジションの確認(2/17時点)
(2月17日) (2月10日) (増減)
カナダドル ▲32842 ▲33333 +491
スイスフラン ▲6044 ▲5486 ▲558
ポンド ▲28798 ▲38603 +9805
円 ▲49091 ▲55124 +6033
ユーロ ▲185582 ▲194641 +9059
NZドル ▲5753 ▲6200 +447
豪ドル ▲53831 ▲53182 ▲649
円、ユーロ、ポンドともに、対ドルショートの巻き戻しが見られます。
昨年後半以降、急激に上昇したドルインデックス(DXY)は、現在頭打ち状態になっており、短期資金は目標を達成して撤退。
長期ドル高期待資金はFRBの利上げ待ちで待機。
表層部分が消え、根雪の部分だけが残りつつある状態と言えそうです。
このグラフは、M2Jのサイトで見られるドル買いポジション全体の推移。
史上最も高い水準で張り付いていて、買いたい人は殆どが買っているため、なかなか上がらない。
もしFRBが、市場予想よりもタカ派的であることが確認されるなら、また増えようかといった心理状態でしょうか。
今後のFOMC開催予定は、3月、4月、6月、7月、9月、10月、12月。
記者会見があるのは、3、6、9、12月の予定です。
現在、FRBの利上げは早くて6月と言われていますが、金利先物市場での取引値は次の通りです。
例えば、6月の先物値は99.83ですから、FFレート0.17%予想。(100-99.83)
これは、現状の0.12%に対し、0.05%高に過ぎないので、利上げ可能性は2割程度しか織り込んでいません。
9月は、99.675ですから、市場はFFレートを0.325%と予想。
現状より0.21%高いので、利上げ確率は濃厚です。
このあたり、計算が面倒くさいので、http://www.cmegroup.com/trading/interest-rates/fed-funds.htmlでは、将来のFOMC開催ごとの確率を計算してグラフ化してくれています。
これによると、6月利上げ可能性は18%。
9月は58%となっています。
細かい話ですが、現在のFFレートはターゲットレンジが0~0.25%で、実際には多くの期間が0.12%。
そもそも現状はゼロなのか、0.25%なのか、実態に即して0.12%と認識するのか。
次回は、0.25~0.50%となるのか、0.50%一本なのか。
はたまた0.25%一本で、実質0.13%利上げという細かい技もあるのか。
それによって、利上げという会話でも、内容が微妙に擦れ違っている可能性があるかもしれません。
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