J-REIT指数の確認(2/20時点)
今後の見通しですが、J-REITは日本の長期金利に依存し、日本の長期金利は米国長期金利に依存するのが基本。
その米国長期金利は、1月の債券バブルが終わって2%台の前半。
米国住宅市場に特段の過熱が見られず、落ち着いた物価状況を前提とすれば、せいぜい2.4%が上限と思われるので、しばらくは現状近辺で小幅に動くのがメインシナリオと思います。
なお、今週は1月の投資部門別売買動向が東証より公表されていますので、昨年来の推移を纏めて見ておきます。
一番分かりやすい行動パターンは海外勢(緑色)で、黒田追加緩和直後の11月に、515億円の「大人買い」。
その後は買い越し額が減少していますが、まだ売り越しに転じていないのは結構強気のサインでしょうか。
継続買いは金融機関(青)で、各月とも常にプラス。
1月データでの金融機関内訳は、85%が銀行で、残りが生損保など。
東証資料にはありませんが、銀行の中でも地銀が買いの主体であることは間違いないところです。
昨年10月時点で3%程度あった国債とのスプレッドは約2.7%に縮小していますが、金融機関の買越額はさほど落ちておらず、10月以降の平均は月額210億円と高水準を維持。
運用難の状況は変わらず、日銀に付いていきます、の図です。
投信部門(赤)はイコール個人と考えて良いと思いますが、11月に利益確定(?)で217億円売り、一転して12月に290億円買って1月は一部売り。
そもそも投信で機動的に売買というのも妙ですが、12月に買って1月高値で売っているならトレード的には正解なので、日本の個人投資家も波乗り上手な人の割合が増えているのかもしれません。
FXに関しても、「ミセス・ワタナベ お見事、120円台で巨額ドル売り」という日経の記事がありました。
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