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March 03, 2015

米ナスダック指数、15年ぶりに5000突破

2000年のITバブルで財産を築き、数年後にその殆どを失って仕切り直しとなった身からすると、NASDAQの5000は良い教訓です。

無論、前回のように、「PER100倍は当然、PSR(株価売り上げ倍率)では割安」などといった野心的な(?)目標設定は見られません。

好意的に解釈すれば、15年前は15年後を先取りしていた、ということになります。

現在のNASDAQのバリュエーション(P/E)については棒グラフの通りで、実績ベースで24倍、今年の予想ベースで21倍。

Nasdaqpe_2


個別には、アップルの15倍からネットフリックスの100倍以上まで幅が広いので、平均で語るのはどうかという感じですが、相場全体が過熱気味であることは否定できません。

例えば、GDPに対して株式時価総額が何倍になっているかを見ると、アメリカの場合で126%。

Stockgdp

これは、ITバブル時の150%には至らないものの、リーマンショック直前の110%を1割以上越えています。

日本の東証一部時価総額とGDPの倍率も似たようなもので、平成バブル時で140%、リーマンショック前が100%、現在が110%程度。

GDPが瞬く間に10%伸びるのか、株価があっという間に10%調整するのか。

どちらかが起こるとするなら、答えは決まっていますが、どちらも起こらないだろうと思う投資家が相場を支えています。

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