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March 22, 2015

シカゴ筋ポジションの確認(3/17時点)

      (3月17日) (3月10日) (増減)
カナダドル  ▲32822  ▲39030  +6208  
スイスフラン +2235   ▲8380   +10615  
ポンド     ▲37851 ▲32591   ▲5260  
円     ▲48054   ▲59387   +11333  
ユーロ   ▲193774 ▲181073  ▲12701
NZドル   ▲1141  ▲2480    +1339  
豪ドル   ▲28807  ▲76851  +48044  

FOMC直前の状況ですので、今や参考にはならないかもしれませんが、豪ドルショート急減が目につきます。

但し、実際の豪ドル/米ドルは、この間さほど動いていませんから、そもそもシカゴ筋ポジションは当てにはならない良い(悪い?)例のようです。

FOMC後の反応ですが、ドル円は直前の120.8円付近から119.3円まで下落し、現在は120円10銭台。
概ね1円程度の円高効果をもたらしましたが、総じてドル買い意欲の強さが目立ったという印象ではないでしょうか。

ユーロドルは、1.06台から一気に1.1台までユーロの買い戻しが入りましたが、現在は1.08台。
急激な上昇幅の半分戻しで落ちついたといったところですが、ギリシャ問題も本格的な解決にはほど遠く、多くの投資家が長期ユーロ安の見通しを維持しているように思われます。

ドルインデックスは、最近では最も大きな下落となりましたが、下記のように中長期チャートで見ると、「ノイズ」に過ぎないようにも見えます。

Dxy032101

FRBは、そのミッションである「物価安定と雇用の最大化」に概ね成功していると考えられますから、「別に利上げしなくたって良いだろう、いや、むしろ利上げしたら大変なことになるぞ」と言っているのが、世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター」を率いるレイ・ダリオ。

最近彼は投資家に対し、「FRBの利上げペースが速過ぎる場合、1937年と同じような相場の大幅下落を引き起こすリスクがある」というメモを送ったことで話題になっています。
FRB次第で37年リスク再来も-ブリッジウォーターのダリオ氏

これに対し、米ブラックロックの最高投資責任者(CIO)であるリック・リーダー氏は、「過度に緩和的な金利水準が、預金者と現金保有者にペナルティーを科し、資産価格をゆがめている」と主張しています。
米利上げペース、十分でない-ブラックロックは悪影響を懸念

ダリオは本来「危機の予言者」と呼ばれ、金保有を推奨する慎重なタイプですが、今や15兆円もの資金を預かる身になり、危機をチャンスにするにはファンドが大きくなりすぎたのではないかと思います。

金利は低すぎるというブラックロックの主張が本筋だとは思いますが、世界の大勢を見ると、景気浮揚のために超緩和策を採ることは仕方がないと考え、多少のバブルには目を瞑ろうという考え方が優勢に見えます。

但し、マイナス金利を当然のこととし、中央銀行が国債を買い入れて金利を低下させる金融抑圧が、本当に致命的なバブルを招くことがないのかどうかは、全く不明です。

私たちの隣では、次なるブラックスワンがスクスクと成長しているのかもしれません。

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