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April 05, 2015

シカゴ筋ポジションの確認(3/31時点)

       (3月31日)  (3月24日) (増減)
カナダドル  ▲29618   ▲32656  +3038
スイスフラン  706     ▲3955  +4661
ポンド    ▲36630   ▲38557  +1927
円      ▲23924   ▲45905  +21981
ユーロ   ▲226560   ▲220963 ▲5597
NZドル   4031     ▲866    +4897
豪ドル   ▲24356   ▲28368   +4012

増減欄マイナスはユーロだけで、その他は全てドル売り方向。
スイスフランとNZドルはネットプラスに転じており、ドル強気心理に陰りが生じています。

特に対円でのドルロングは半減し、現安倍政権発足以来の最低水準ですので、アベノミクス効果が最弱になったとの見方も成り立ちます。

そうしたところに、3月の雇用統計がNFP12万6000人増と、予想のほぼ半分。

単月数字で大きな判断をするべきではないので、曲線が滑らかになるように5ヶ月移動平均グラフにしましたが、それでも昨年末にコブが出来ています。

Nfp0405

単月ピークは、11月の42万3千人というビックリ数値。

どうせ雇うなら年末前に、との大量採用が、今の採用手控えに繋がっているのでしょうか。

だから一時的な反動で再び20万人台に戻るのか、本格的なピークアウトなのか。
来月が一層注目されます。

Dxy0404

ドルインデックスは、先月100にタッチしたものの、現在は96.74まで低下。

CMEの金利先物市場では、12月が0.34%。
利上げの刻みを0.25%とすると、年内1回利上げで0.37%になりますが、予想はそこまでも到達していません。

債券市場では、長期金利が1.8%台に低下。
私が年初に書いた低金利シナリオは年末2.5%でしたが、これでは年末2%以下という可能性さえ出て来ました。

FRBは、景気が曇りになっても年内1回は利上げして、利上げは利上げの継続を意味しない、と宣言するところまでは持って行きたいのだと思いますが、雨が降ってきたら傘を差し出すしかなさそうです。

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