シカゴ筋ポジションの確認(3/31時点)
(3月31日) (3月24日) (増減)
カナダドル ▲29618 ▲32656 +3038
スイスフラン 706 ▲3955 +4661
ポンド ▲36630 ▲38557 +1927
円 ▲23924 ▲45905 +21981
ユーロ ▲226560 ▲220963 ▲5597
NZドル 4031 ▲866 +4897
豪ドル ▲24356 ▲28368 +4012
増減欄マイナスはユーロだけで、その他は全てドル売り方向。
スイスフランとNZドルはネットプラスに転じており、ドル強気心理に陰りが生じています。
特に対円でのドルロングは半減し、現安倍政権発足以来の最低水準ですので、アベノミクス効果が最弱になったとの見方も成り立ちます。
そうしたところに、3月の雇用統計がNFP12万6000人増と、予想のほぼ半分。
単月数字で大きな判断をするべきではないので、曲線が滑らかになるように5ヶ月移動平均グラフにしましたが、それでも昨年末にコブが出来ています。
単月ピークは、11月の42万3千人というビックリ数値。
どうせ雇うなら年末前に、との大量採用が、今の採用手控えに繋がっているのでしょうか。
だから一時的な反動で再び20万人台に戻るのか、本格的なピークアウトなのか。
来月が一層注目されます。
ドルインデックスは、先月100にタッチしたものの、現在は96.74まで低下。
CMEの金利先物市場では、12月が0.34%。
利上げの刻みを0.25%とすると、年内1回利上げで0.37%になりますが、予想はそこまでも到達していません。
債券市場では、長期金利が1.8%台に低下。
私が年初に書いた低金利シナリオは年末2.5%でしたが、これでは年末2%以下という可能性さえ出て来ました。
FRBは、景気が曇りになっても年内1回は利上げして、利上げは利上げの継続を意味しない、と宣言するところまでは持って行きたいのだと思いますが、雨が降ってきたら傘を差し出すしかなさそうです。
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