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April 15, 2015

株価(時価総額)とGDP

アメリカでは、株価も債券も割高との声が強まっていますが(投資家、株・債券バブルへの懸念強める=調査)、あらためて株価(時価総額)とGDPの関係を確認しておきたいと思います。

アメリカの数値は、gurufocusのサイトにありますが、時価総額がGDPを25%上回っており、「歴史的な基準で見れば、今後1年の期待リターンは配当を含めても+0.1%しかない」との記載があります。

1981年以降の、日本の東証一部時価総額とGDPおよび倍率の関係は下記グラフの通りです。
Gdp0415

バブル期以降、日本のGDP(青)は500兆円前後で余り変わらないので、株価の変動(赤)と倍率(緑)は概ね同じ動きとなります。

現在の東証一部時価総額は、578兆円。
今年2015年のGDPは、IMFの予想値である+1%を使用すると、493兆円。

「時価総額/GDP」は117%と、アメリカの125%よりは低いものの、かなりの高値圏となっています。

バブル期最高値は、1989年末の144%。
小泉ラリーでは2006年の106%。

また、日経平均はバブル絶頂期の半分ですが、時価総額は当時の98%まで回復していることは注目されます。

なお、現在の日本株のバリュエーションは、前期基準(実績)でPER19.2倍(日経新聞)。

WSJによると、S&P500の次期(forward)P/Eレシオが17.5倍、同じくDOWを16.3倍としているので、楽観報道のように、日本株が10~15%の増益で同レベルとなります。

メディアでは、日本株は割安だというトークが目立ちますが、オリエンタルランドがPER42倍、カルビー46倍など、伝統的な価値観では到底買えない銘柄が増えているのが現実です。

過去の経験から学ぶなら、日本株は上記倍率が100%を越えると要注意、144%がバブルの頂点ですから、既にバブルの四合目付近ということになります。

この株高を「割安」に見せているのは、何と言っても異例の低金利ですから、レバをかけている人達がFRBの利上げ開始時期にピリピリせざるを得ないのも、致し方ないところかと思われます。

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Comments

最近 強気相場に乗って利益を出している人などの意見が強く、リスクを指摘する人は少なくなっているように思います。経済指標等も最近は悪い物も多いいのですが。

Posted by: a | April 16, 2015 at 09:36 PM

ドイツの長期金利が0.1%以下。
金利という重力が失われてブクブク膨張した相場は居心地が良く、見たいものしか見えなくなりがちです。
リスクは見えにくいからリスクであり、大丈夫だろうでは無く、起こるかもしれないという頭の準備は常に必要でしょうね。

Posted by: akazukin | April 17, 2015 at 08:07 AM

リスクに備える方法が全く考えつかなく困っています。持ってないと押し目の無い上昇相場には乗れない。押し目だと思って買ったらさらに下がる など。情報の真偽も見極めるのが難しい。相場の上手な人の多くはすごく強気のままです。リスクに備えつつ利益を出すのは難しいです。

Posted by: a | April 17, 2015 at 09:44 PM

今後も強気が正解かどうかは分かりませんが、場数を踏んで、ご自分の相場観・投資スタイルを磨くしかないと思います。
勉強・研究と実践、そして反省の繰り返しです。
出来れば、なぜそう行動したのか、記録して読み返すと良いと思います。

Posted by: akazukin | April 17, 2015 at 10:04 PM

やっぱり上昇トレンドで持っていて、下落トレンド入りを感じたら売る といったべたな方法しか無いのですね。プットオプションなども保険料高いですし。アメリカで量的緩和があってから過去のサイクル論に変化が出てきているのではと勝手に想像してしまい強気継続できなくて困ります。日本の場合 いつ黒田さんの不意打ちが来るかわからないですし、需給も歪みすぎで訳が分かりません。トレンド判定 上手な人たちと同じ様に強気継続 と思えれば楽なのですが。

Posted by: a | April 18, 2015 at 11:16 AM

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