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May 28, 2015

東証1部時価総額が600兆円超え

日経新聞の表示によると、本日の東証一部時価総額は、6兆547億円。

バフェットが最も重視する指標が「時価総額/GDP」で、これが90%を超えると要注意、115%を越えると非常に割高と一般に言われているようです。

あらためて確認すると、現在の米国市場では125.5%になっている(参照)と表示されていますので、経験則的には相当に危険なゾーンです。

これを正当化しているのは低金利+量的緩和策ですが、FRBが利上げすると楽観ムードは終わるのか、それともハト派的なユックリズムの利上げなら金融相場継続なのか、そこは分からないところです。

日本に関しては、下図のとおり。
Gdp0528
現在は、概ねアメリカと同じで、122%。

バブル時は、140%まで到達して瓦解しましたので、今に引き直すと、日経平均24000円辺りになります。

現在の「黄色信号(赤信号?)部分」を円安が原因とするなら、おおよそ2割ほど円安が行き過ぎていることとなり、これは私の中では腑に落ちます。

時価総額はバブル時を超えたということですが、PERについては予想ベースで17倍と、特別に過熱した水準とは言えません。

ちなみに下図は日経平均のPERの推移ですが、相当に笑えるグラフです。

225per

バブル当時、なぜ日本株のPERは海外よりも高くて大丈夫なのかと問われて、「日本は持ち合いで流動株が少ないのでPERが高くても良い」と堂々と答えていたのですから、ますます笑えます。

今考えれば、過剰な株高をもたらす持ち合いは大問題、と理解すべきだったのですが、いつの時代も都合の悪いことは直視しないのです。

なお、平成不動産バブルや2000年のITブームのような大相場に育つには、過去にあったような”壮大な嘘”が欠けています。

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Comments

日経平均の連続上昇 うそくさく感じてしまいます。2年前のバーナンキショックの逆をわざとやっている様な。

 海外で利益を上げている企業が多くなると国内のGDPと株価の関係がずれる なんてあり得ますでしょうか。日本企業の増益の理由は円安と公共事業だけだと思われます。おっしゃられている様にPERが円安でかさ上げされているので株価が正当化されている すべて為替レートしだい 正当化の根拠も簡単に変動してしまう・・・よくわからなくなってしまいます。また、日銀や年金が浮動株を買い占めてしまっていて、株式持ち合いと同じ効果になっている といったことはあり得ますでしょうか。

 良いか悪いかは別にして、私の周りの若い人は日経平均 あっそ といった感じです。またみんなが参加する壮大なウソが創造される事はありそうでしょうか。今の中国はみんなが参加して過熱しているそうですが・・・今回もガラガラになってしまうのでしょうか。

 文章 かなり下手で申し訳ありません。

Posted by: 弱気投資家 | May 28, 2015 at 10:31 PM

ご指摘のとおり、「海外で利益を上げている企業が多くなると国内のGDPと株価の関係がずれる」ということは有り得ると思います。

最近は、日本人が海外で稼いだ所得が含まれるGNI(国民総所得)を指標にしようという声も出ています。

但し、2013年の実績で見ると、GNIが5,079B$、GDPが4,919B$と3%くらいの差しかないので、2割を説明するのは難しそうです。

日銀の買いは、持ち合いと言うよりも、かつての「PKO」ですが、流動性の低さが正当なバリュエーションを歪めると言うこと自体、本来はおかしな事です。

壮大な嘘によるバブルという点では、「税収の大幅な増加で財政再建に目処が立ち、消費税を5%に戻すことを検討」くらいの放言を信じ込ませる腕力が必要に思われます。

何せ、霞が関ビルが300棟足りない、を皆信じたのですから。

Posted by: akazukin | May 28, 2015 at 11:46 PM

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