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May 07, 2015

GW期間中の世界は、債券ロングの修正

日本が連休中、NY市場では取引が5/1金曜日を含めて4日あり、その間DOWは+1$とほぼ変わらず。
金曜の大幅上昇を、3日かけて吐き出しただけに終わっています。

一方、長期金利は2.05→2.24%と、風景を変えました。
ドイツ長期金利は、この間に0.36→0.59%と、底値の5倍から更に6割増し。
ドイツ債空売り大成功です。

アメリカの貿易赤字拡大(5日に発表された3月米国貿易収支の赤字が2月に比べ43.1%増)がGDP下方修正を連想させて株を売らせた、というヘッドラインがメインですが、過剰なドイツ国債ロングが修正され、連動して米金利が上がったので株も売られている、という面の方が目立ちます。

ドイツ国債は依然4年ものまでマイナス金利なので、これが解消されるのが一応のゴールとするなら、更に0.3%程度の金利上昇が見込まれます。
その場合、ドイツ10年債は0.9%位になりますが、物価が+0.5%、GDP+1%前半という今の前提からすると、マズマズの位置に思われます

アメリカの長期金利は、既にコアCPI前年比(+1.8%)を上回っているので、内部に強い上方プレッシャーがあるというよりは、ドイツが止まれば止まるという程度に見えます。

金利が上がっているので、為替市場ではドルが上がってもおかしくありませんが、ドルインデックスは下落中。

Dxy0507
ユーロ/ドルは売りが貯まっているので、とにかくポジション整理が優先の地合い。

ドル円はポジションが軽いのと、本邦勢が買い主体なので、金利が上がるなら買い意欲は強く、下げは限定。
円高調整を期待する者には、物足りない状況です。

バフェットもイエレンも、「低金利あっての今の高株価」との見解で一致しており、過剰なドラギプットポジションが融解した時の金利と株価の位置関係を、あらためて模索している状況と言えそうです。

ただし、米長期金利が2%台になってくると魅力が増し、株を売って債券に乗り換える動きが結果的に金利上昇を抑制して株価を支えることになるので、この波も既に終盤である可能性が高く、まずは落ち着き処を静観したいと思います。

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