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June 13, 2015

J-REIT指数の確認(6/12時点)

Jreit0612今週のJ-REIT指数は、1831→1826と、2週連続の下げでした。

相変わらず金利(債券)市場を睨みながらの神経質な展開と言ったところですが、日本の長期金利は週間で、0.48%→0.5%と少し上昇しているので、J-REITが若干下げるのは整合しています。

突発的な事態が起こらない限り、長期金利は0.5%、REIT指数は1800が当面の支持線だろうとは感じられます。

今週ドイツ10年債金利は1%を突破したものの、週末には、0.85%に戻しました。
ビル・グロスの号令で始まった債券売り派も、概ね気が済んだのではないでしょうか。

米国長期金利は、2.4%近辺で推移しており、それほど大きくは振れていません。
こちらは、利上げ前に2.5%は越えないだろうという意識が市場にありそうです。

この金利市場のボラティリティを各国のリート市場がどう受け止めたかというと、素直に下げています。

0612
(出典:野村アセットマネジメント)
震源はドイツ国債ですから、欧州リートが大きく下げるのは当然ですが、アメリカもお付き合い。

今年高値からの調整幅を見ると、欧米が10%、アジア・オセアニアが5%で、大体揃っています。

日経平均に比べてJ-REITは云々という報道もありますが、グローバルリートという観点では同じ範囲の動きであり、これは仮に株式市場がデカップリングしても、債券市場の「絆」は強いと言い換えることが出来るのかもしれません。

企業よりも金利の方が簡単に海を越えるのは、考えて見れば当たり前です。

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