シカゴ筋ポジションの確認(6/16時点)
(6月16日) (6月9日) (増減)
カナダドル ▲12281 ▲13745 +1464
スイスフラン 5358 10129 ▲4771
ポンド ▲25434 ▲28277 +2843
円 ▲80664 ▲116286 +35622
ユーロ ▲89357 ▲137974 +48617
NZドル ▲9168 ▲11795 +2627
豪ドル ▲4048 ▲14027 +9979
FOMC(17日)直前のポジション状況になりますが、全般にドル買いポジションが減少。
現実の為替市場よりも一歩先んじて、FRBのハト派姿勢維持を感じ取っていたかのような動きが見られます。
ドルインデックスです。

ギリシャ情勢は、相変わらず先が見えず、従来の「公式」ではユーロ売りですが、このネタも使い古され、交渉が纏まらないだけでは、大きな売り材料とはならなくなったように見えます。
結果はどうあれ、事態が進展すれば、全ては好材料としてユーロ売りを解消するという捉え方もあるかもしれません。
ドル円は122円70銭台で終了。
黒田発言による125円上限説が当面は意識されるものの、下がっても119~120円は鉄板。
中長期的にはドル円の金利差拡大観測から、今一度上を狙ってくるという見方が優勢のようです。
しかしながら日本経済にとって、これ以上の円安を望む理由は全くありませんし、諸外国にとっても更なる通貨高は負担でしょうから、この辺で牽制的な発言をしたことは、一定の大義があると歴史は評価するかもしれません。
ドル円80円では余りに国内製造業に厳しく、100円に是正したのは現政権の功績。
120円は、市場の行き過ぎと政権(=国民)の甘えであり、過剰な円の購買力減価の代償としての株価上昇など、別に欲しくはありません。































































Comments
為替は円高の時と同じで、企業などがもうやめてくれ という水準まで行きすぎたりするもの どうせ海外勢がそうにしてくる と思っていたのですが、この様な考え方はあまり良くない考え方でしょうか。
Posted by: 弱気投資家 | June 21, 2015 11:19 AM
いえ、別に悪くは無いと思います。
市場は正義の実現をする場所では無く、むしろ人が嫌がる方向に動くものですから、投資家がそれに着いていくのをどう思うかは、善悪の問題では無く、ただの好き嫌いの問題です。
私は市場のオーバーシュート局面よりは、割安の是正局面で利益をあげる方が好きですし、割に合わないと感じるポジションは取りたくないと思っているだけです。
但し、政府や中央銀行は、市場を追認するのでは無く、正しいと思う政策実現に努力すべきなのは当然で、健全な財政と成長をもっと重視すべきだと思いますが、これにだって、まだ円安が足りないと思う反対意見はあるんでしょうから、それは致し方ないことです。
Posted by: akazukin | June 21, 2015 11:59 AM