シカゴ筋ポジションの確認(6/9時点)
(6月9日) (6月2日) (増減)
カナダドル ▲13745 ▲1025 ▲12720
スイスフラン 10129 8359 +1770
ポンド ▲28277 ▲25658 ▲2619
円 ▲116286 ▲85693 ▲30293
ユーロ ▲137974 ▲165512 +27538
NZドル ▲11795 ▲10539 ▲1256
豪ドル ▲14027 ▲13256 ▲771
この期間は、ドイツ国債の下落(金利上昇)によってユーロショートは巻き戻し。
一方、金利上昇が限定的だった円は、対ドルでの売りを一手に集めて、一気に10万枚超え。
ここ1年で最も多かった、昨年9月の12万枚に接近しています。
上記ポジションの翌日10日、黒田日銀総裁のいわゆる逆噴射発言を巡るドル円の動きは下記の通りです。
2時間で2円も下落して、そこから半値戻しの展開。
当面は、125円が黒田ラインとして意識されそうです。
週足では上昇トレンド維持ですが、上値は次第に切り下がっており、レンジ→持ち合い→どちらかに離れる、といったチャートを形成中にも見えます。
FRBが利上げした場合に、ドルを更に追いかけるのか、それとも積み上がったポジションの解消に進むのか。
分からないだけに、動ける幅が狭くなっているということかもしれません。
来週のFOMCでターゲットレンジが動くことも、可能性ゼロではありませんし、9月利上げに向けた前向きな発言に警戒という心理もありそうです。
まじめな預金者から金利を取り上げて株式市場のギャンブラーに配ることが雇用増に繋がる、という今の中央銀行の理屈が絶対的な正しいとも思えないので、さっさと利上げすれば良いと思います。
0.125%~0.25%で壊れるものがあるなら、所詮は守りきれるものでは無いでしょう。
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