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June 30, 2015

ギリシャの瀬戸際交渉で株安

週末のギリシャの国民投票宣言、続いて週明けの銀行休業(ATMは1日60ユーロまで)という事態によって、ギリシャのデフォルト→ユーロ離脱の可能性が高まったと理解され、株安が世界を一巡。

日経平均▲2.9%、上海総合▲3.3%、ドイツ▲3.6%、DOW▲1.95%でした。

今朝の為替は、ドル円は122円台50銭近辺と1円安、ユーロドルは1.121と、先週末の1.12と同水準。
弱いギリシャが抜ければユーロの価値は上がる、という理論的な見方が、ユーロ売りと拮抗する展開になりつつあるのかもしれません。

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June 28, 2015

シカゴ筋ポジションの確認(6/23時点)

       (6月23日)   (6月16日) (増減)
カナダドル  ▲17579   ▲12281  ▲5298
スイスフラン  7072      5358   +1714
ポンド    ▲22194    ▲25434  +3240
円      ▲87717    ▲80664  ▲7053
ユーロ   ▲99306    ▲89357  ▲9949
NZドル  ▲13563    ▲9168   ▲4395
豪ドル   ▲9052     ▲4048   ▲5004

連日、ギリシャの債務問題を巡る交渉過程が相場の攪乱要因と報じられてはいるものの、実際のところ、ユーロ/ドルは大して動いていないのが実態です。

この話題自体、もう飽き飽きしたとも言えますし、結末がどうなろうとも、市場は消化しきっているのかもしれません。

最新のニュースでは、債権団の支援条件を巡ってギリシャが7月5日に国民投票を行う、EU側の支援は6月30日で打ち切り濃厚とのことですが、結局これもチキンレースの一幕に過ぎず、仮にデフォルトしたとしても、真の最終形が見えるまで、今後もダラダラと駆け引きが続くものと思われます。

個人的には、考えても仕方がないことは考えない、というスタンスです。

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June 27, 2015

中国の株価と訪日観光客数

銀座の中国人は、買い物の合間にも株価チェックに余念が無い様子が報道されています。
昨年来のバブル的な中国株の上昇、そして足下での株価急落で、いわゆる「爆買いツアー」はどうなるのか。

Photo
上海総合指数と来日中国人観光客数(月別)をグラフにしてみました。

株が上がった→日本に行こう、のタイムラグを反映するため、株価の方を1ヶ月前にシフトさせ、直近は現在値を入れています。

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J-REIT指数の確認(6/26時点)

Reit0626
今週のJ-REIT指数は、1815→1827。
4週間振りの小幅上昇となっていますが、チャートを見ると、今月は殆ど動きが無くなったと言った方が正しいように思われます。

この1週間の長期金利は、0.42%→0.46%と上昇しているものの、大きな流れとしては、5月から始まった世界的な長期金利のボラティリティが収まってきた局面とも言えそうです。

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June 21, 2015

シカゴ筋ポジションの確認(6/16時点)

       (6月16日)  (6月9日) (増減)
カナダドル ▲12281   ▲13745  +1464
スイスフラン 5358     10129  ▲4771
ポンド     ▲25434  ▲28277  +2843
円      ▲80664   ▲116286 +35622
ユーロ    ▲89357  ▲137974  +48617
NZドル   ▲9168   ▲11795   +2627
豪ドル    ▲4048   ▲14027  +9979

FOMC(17日)直前のポジション状況になりますが、全般にドル買いポジションが減少。
現実の為替市場よりも一歩先んじて、FRBのハト派姿勢維持を感じ取っていたかのような動きが見られます。

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J-REIT指数の確認(6/19時点)

Reit0620
今週のJ-REIT指数は、1826→1815と、小幅ながらも3週連続の下げ。
1月高値から1割調整し、200日移動平均線のある1800で下げ止まりの様相です。

日本の長期金利は、週間で0.5%→0.42%と下がっているのにJ-REITは買われなかったのですから、金利環境を巡る投資家心理は不安定化しているものと想像されます。

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June 17, 2015

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書)は、エマニュエル・トッドの幾つかのインタビューの纏めです。

トッドは、ソ連崩壊、米国発金融危機(いわゆるリーマンショック)、アラブの春を次々と予測した(ということになっている)ので、常に予見的であることを期待されています。

本書では、そのタイトルが示すように、フランスの弱体化を嘆き、ヨーロッパ全体をドイツが支配しつつあると現状を分析しています。

トッドは常に人口や幼児死亡率を重視しますが、ドイツが支配する国を含めれば、ドイツが人口でアメリカを凌駕することさえ可能なようです。

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June 14, 2015

総選挙後、株も通貨も安いトルコ

先週日曜日に実施されたトルコの総選挙。

与党の公正発展党(AKP)が過半数を割って258議席(総議席数550)にとどまり、批判票の受け皿となったクルド人中心の国民民主主義党(HDP)が得票率13%で80議席を確保しました。

昨年、首相から大統領になり、この選挙で圧勝すれば「独裁するからヨロシク」と、憲法で禁じられた選挙活動に邁進していたエルドアン。
AKPの得票率41%という微妙な支持率が、トルコ国民の気持ちを表しています。

ちなみに投票率は86.5%と非常に高く、政治は生活と直結しています。

欧米メディアは、この結果を一様に歓迎し、地元でもTVのキャスターが、ここぞとばかりに饒舌になっていると伝えられています。
それだけ言論弾圧が強まっていた証拠でもあります。

第二党は、中道左派の共和人民党(CHP)。

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June 13, 2015

シカゴ筋ポジションの確認(6/9時点)

        (6月9日)    (6月2日) (増減)
カナダドル   ▲13745    ▲1025  ▲12720
スイスフラン  10129      8359   +1770
ポンド     ▲28277    ▲25658  ▲2619
円       ▲116286   ▲85693  ▲30293
ユーロ    ▲137974   ▲165512  +27538
NZドル    ▲11795    ▲10539  ▲1256
豪ドル    ▲14027    ▲13256  ▲771

この期間は、ドイツ国債の下落(金利上昇)によってユーロショートは巻き戻し。
一方、金利上昇が限定的だった円は、対ドルでの売りを一手に集めて、一気に10万枚超え。
ここ1年で最も多かった、昨年9月の12万枚に接近しています。

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J-REIT指数の確認(6/12時点)

Jreit0612今週のJ-REIT指数は、1831→1826と、2週連続の下げでした。

相変わらず金利(債券)市場を睨みながらの神経質な展開と言ったところですが、日本の長期金利は週間で、0.48%→0.5%と少し上昇しているので、J-REITが若干下げるのは整合しています。

突発的な事態が起こらない限り、長期金利は0.5%、REIT指数は1800が当面の支持線だろうとは感じられます。

今週ドイツ10年債金利は1%を突破したものの、週末には、0.85%に戻しました。
ビル・グロスの号令で始まった債券売り派も、概ね気が済んだのではないでしょうか。

米国長期金利は、2.4%近辺で推移しており、それほど大きくは振れていません。
こちらは、利上げ前に2.5%は越えないだろうという意識が市場にありそうです。

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June 09, 2015

超マクロ展望 世界経済の真実

0568「超マクロ展望 世界経済の真実 」は、2010年の出版ですから、東日本大震災も、最近の原油安という事実も反映されていません。

本書を5年後の今読む意味は、当時の議論に時間を超える普遍性があったのかどうか、今の方が確認しやすいという点にあります。

水野和夫さんは、世界的な利子率の低下を見れば成長の限界は明らかという「悲観論者」であり、リフレ派に反対し、円高歓迎論者です。

萱野稔人さんは、暴力装置としての国家観を中心に経済を語る現実主義的な哲学者で、いわゆる左翼史観とは大きく異なる観察眼を持っています。

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June 08, 2015

世界の不動産利回りの比較

「料金は高く、鑑定評価額は低い」と言われるほど信頼度の高い「日本不動産研究所」が年2回発表する「国際不動産価格賃料指数」。

主要都市における、ハイエンドのオフィスと住宅(マンション)価格が調査されていますので、2015年4月版を基に、世界各地の不動産利回りを試算してみたいと思います。

この指数は、日経新聞5/29の記事「東京の新築マンション、香港の半額以下 円建て比較 」でも使用されていますが、当該記事はアジアにフォーカスしているためか、NYやロンドンには言及されていません。

なお、不動研の資料では、東京を100として指数化されていて絶対値が計算できないため、東京の利回りを、オフィスが4%、マンションが5%と仮定して数字を出しています。

この仮定値は、CBREの調査による、投資家の期待利回りを使用したものです。(CBRE投資家調査結果

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June 06, 2015

シカゴ筋ポジションの確認(6/2時点)

        (6月2日)  (5月26日) (増減)
カナダドル   ▲1025    7333   ▲8358
スイスフラン  8359     8330    +29
ポンド    ▲25658   ▲25539   ▲119
円      ▲85693   ▲62224   ▲23469
ユーロ   ▲165512   ▲171740  +6228
NZドル   ▲10539   ▲5087   ▲5452
豪ドル   ▲13256    6422    ▲19678

全般にドルを買うトレンドが継続。
なかでも豪ドルと円を売るのが主流で、円ショートの残高は、ここ1年で最大だった昨年秋水準の7合目まで到達。
昨夜の雇用統計後、約1円ドル高円安が進んだ事を考えると、8合目くらいには来ているものと思われます。

なお、ユーロはドイツ金利の上昇で、ショートポジションの巻き戻しとなりました。

ユーロはドイツ債が落ち着けば「売り再開の方向性」ではあるのでしょうが、売りたい人は既に皆売っている状態から、いかに売るか(売らせるか)が課題でしょう。

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J-REIT指数の確認(6/5時点)

Reit0605
今週のJ-REIT指数は、1866→1831と、2%の下落。
チャート的には、今年になって5回目の1800ライン接近となっています。

背景は何と言っても長期金利の上昇。
相変わらず震源地はドイツで、1週間前の0.48→0.84%。

日本は、0.41→0.48%。
アメリカは、2.12→2.41%。

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