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July 25, 2015

シカゴ筋ポジションの確認(7/21時点)

       (7月21日)  (7月14日) (増減)
カナダドル ▲43568  ▲40726  ▲2842
スイスフラン  3417    3081    +336
ポンド    ▲21468  ▲24199   +2731
円     ▲62314   ▲47371   ▲14943
ユーロ  ▲112976   ▲107781  ▲5195
NZドル ▲15954    ▲19654   +3700
豪ドル  ▲40850   ▲33541   ▲7309

全体にマチマチの状況。
為替市場における懸念は、上記の主要通貨ではなく、流動性の低い新興国通貨に移っています。

ブラジルレアル、韓国ウォン、タイバーツなど、いずれも大きく売られています。

下図はタイバーツ/USDの長期チャート。
Thbusd072501
現在の正確な値は、0.0286で、リーマンショック後安値の0.028に接近しています。

資源国通貨の下げが、他の新興国通貨にも広がってきた理由は、人民元の切り下げ観測だと思われます。

WSJ 中国、貿易促進策を発表-人民元の許容変動幅拡大も視野

先日中国は、4-6期GDPを+7%と発表して世界の嘲笑を浴びましたが、実態は相当悪いはず。
中国国家能源局は、今年上半期の全国電力消費量の伸びを、前年同期比1.3%増と公表しています。

経済の急減速を恐れる中国政府は、死に物狂いの株価対策、社会不安を防ぐための腐敗防止強化、人権派弁護士の弾圧、反日運動の抑制などを進めていますが、投資家は輸出振興のための人民元安誘導を恐れ、先回りして新興国通貨をバンバン切り始めています。

97年のアジア通貨危機に比べると、各国とも外貨準備に努め、安心度は格段に高い、というのが定番の解説ですが、どこまでの激震に耐え得るのかは良く分かりません。

昨日のNY市場を見ると、資源関係銘柄は一段と低いステージに突入しており、明らかな弱気が支配しています。

もし人民元が大幅に安くなれば、全ての中国関連資産の価格切り下げが必要となり、中国株の急落、金相場の新安値圏入り、WTIの50$割れ、アジア新興国通貨の下落、ドル高による米国株の頭打ちなどの様々な点と線が共振し、面になっていくことが心配されます。

そもそも秋は相場が弱いものなので、今年も一段と注意が必要という認識です。

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Comments

視野の広さと想像力 やっぱり頭が下がります。

 対円レートしか見ていないと、その他で進んでいる世界の趨勢に気づく事はできませんね。まずはオーストラリアドルとドルのレートを見る習慣から始めたいと思います。

 中国元版アジア通貨危機 全く想像していませんでした。やっぱり一か所大きくほころぶと、あちこち問題が生じる可能性が高くなるのですね。

 また、マスコミ、著名人が騒いでいないところからのショックの可能性 意識しておきたいと思います。

 

Posted by: 弱気投資家 | July 26, 2015 at 02:45 PM

代表的な資源通貨である豪ドルは、対ドルで0.75が今年前半は歯止めになっていたのですが、突き抜けてしまって、なかなか底が見えません。

要約すれば、中国経済への前提が下方修正されて、あちこちの市場に飛び火しているということではないでしょうか。

この辺りで収まれば軽微ですが、最近の市場は何かと行き過ぎが激しいので、注意したいところですね。

Posted by: akazukin | July 26, 2015 at 03:11 PM

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