シカゴ筋ポジションの確認(7/7時点)
(7月7日) (6月30日) (増減)
カナダドル ▲32268 ▲23450 ▲8818
スイスフラン 6121 6855 ▲734
ポンド ▲22973 ▲12759 ▲10214
円 ▲63629 ▲78822 +15193
ユーロ ▲99266 ▲100035 +769
NZドル ▲18348 ▲16066 ▲2282
豪ドル ▲22197 ▲12031 ▲10166
7月7日(火)は、ギリシャの国民投票の結果を受けてのポジションとなりますが、円ショートが2割ほど巻き戻した以外は小動きで、それほど「驚いた」ようには見えません。
ギリシャがどうあれ、通貨の価値に決定的な打撃を与えることはない、ということなのか、ギリシャのユーロ離脱は無い、と市場は見切っているのか。
渦中のチプラスは、国民投票の結果を受けて逆に、妥協姿勢へと転換。
まずは、見るからに強面のバルファキス財務相を更迭。
蹴飛ばしたはずのユーログループ提案を、国民の一部が「裏切り」とデモを行う中で、ギリシャ議会は300議席中251票と、圧倒的多数で承認。
チプラスは、「改革案は困難な内容を含むが、ギリシャがユーロ圏に残るための施策だ」と賛成を呼びかけました。
だとすれば、国民投票の意味はどこにあったのか。
ギリシャ政治の機微は、理解に苦しみます。
欧州の中でも、特に「北」の国々には、ドイツ以上にギリシャを信用しないムードも感じられ、合意形成への道は予断を許さない状況。
見守るしか、なさそうです。
Comments
自分たちで呼びかけた国民投票まであっさり無視するギリシャ政府 誰が信用するのでしょうか。これで債権者側も合意したらヨーロッパすべてが茶番の芝居をしている様な感じがするのですが・・・。 ヨーロッパを中心に株価は大幅上昇でしたが、マーケット関係者は何でも餌にして大きく振らせればいいとしか思っていないのでは などと感じてしまいます。
Posted by: 弱気投資家 | July 12, 2015 03:27 PM
ギリシャを信用するのは非常に難しくなってきました。
とはいえ、放蕩息子と一緒で、簡単に捨てる訳にもいかず、きわめて困難な判断になっています。
マーケットは、振り回されているようですが、実際には結構飽きてきていて、この話題は、もういい加減にして欲しいというのが、正直なところでしょうね。
Posted by: akazukin | July 12, 2015 07:31 PM