シカゴ筋ポジションの確認(7/28時点)
(7月28日) (7月21日) (増減)
カナダドル ▲56067 ▲43568 ▲12499
スイスフラン 124 3417 ▲3293
ポンド ▲9788 ▲21468 +11680
円 ▲63538 ▲62314 ▲1224
ユーロ ▲104008 ▲112976 +8968
NZドル ▲12765 ▲15954 +3189
豪ドル ▲50659 ▲40850 ▲9809
ポジションの方向性はマチマチ。
来年利上げの可能性が頻繁に報じられているポンドは、売り越しが半分に減りました。
ドルはまだ強いのか、ピークは過ぎたのか。
ドルインデックスを週足で見ると、長い小休止にも見えますし、徐々に山が切り下がっているようにも見えるし、どちらにも理解できそうです。
少し長い目で考えると、日本が円高(ドル安)に苦しんでいた2011年と比べて、ドルは円に対して5割、ユーロに対して3割ほど上昇し、国際通貨研究所の購買力平価からは割高になっています。
資源価格の低下と共に、高すぎると言われていた豪ドルの調整も進み、豪ドルは米ドルに対して3割以上安くなり、豪中銀が長く主張していた0.75は達成しました。
購買力平価の観点からは、米ドルを更に大きく評価替えしなければならない理由は見当たらず、GPIFのポートフォリオチェンジによる外貨資産シフトも相当に進んだ状況などを考慮すると、ドル高の勢いが衰えるのは自然なことなのかもしれません。
グラフは、FRB(セントルイス連邦準備銀行)による、ドルの実質実効為替レートです。
相場が比較的落ち着いていた2004年は、95~100くらいの推移でした。
その後は、アメリカ住宅バブルによる株式市場の沸騰が始まり、2008年には84まで低下。
リーマンショックによって、恐らくは全てのレバレッジがリリースされたと考えられる2009年初めには97と、逆戻り。
その後は量的緩和効果で金融相場となり、再びドルは低下して、2011年夏に80となり、1$76円の超円高。
以降は、QEの終了→利上げというステージを織り込みはじめ、現在は94と、2004年のレンジに再び近づいています。

































































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