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August 03, 2015

レッド・アーミー ~氷上の熱き冷戦~

Redarmy001レッド・アーミー ~氷上の熱き冷戦~(字幕版)」は、旧ソ連時代のアイスホッケーの名選手「ビャチェスラフ・フェティソフ」の回顧録的なドキュメンタリーです。
なかなか興味深いストーリーでしたが、レビューが見当たらないので、書くことにします。

1958年生まれのフェティソフは10歳でホッケークラブに入団。アナトリー・タラソフ監督の「スポーツは芸術だ」という個性的な指­導の下で頭角を現し、16歳で初の海外遠征を果たします。

1980年のレークプラシッド五輪では圧勝が予想されたものの、学生中心の米国に敗れる大番狂わせで、屈辱の銀メダル。

チームは国家の威信をかけ、ヴィクトル・チホノフ監督の下でスパルタ式の練習に耐え、1984年サラエボ五輪で金メダルを獲得し、フェティソフは人生の絶頂を味わいます。

しかしながら、あまりにも過酷な練習と自由の無さに辟易とし、チホノフ監督と喧嘩別れします。

周囲は一転して彼に冷たくあたり、練習場にも不自由する有様。
チーム内の無二の親友さえ、離れていきます。

折しも時代はゴルバチョフ。
少しずつ東西の壁が低くなり、フェティソフはアメリカNHL「ニュージャージー・デビルズ」への一時移籍が認められます。

しかしそこで待っていたのは、「赤」嫌いの監督とファン、そしてソ連式の華麗なパスホッケーとは正反対のラフプレー。

チームになじめず、30代後半となったフェティソフは「デトロイト・レッドウイングス」へトレードされ、もはや引退も時間の問題かと思われましたが、ヘッドコーチのボウマンは複数のソ連選手を獲得し、自由にプレーさせます。

水を得た魚となったフェティソフは往年の輝きを取り戻し、97年には、「レッドウイングス」がスタンレー・カップ(NHL優勝)を獲得。

ソ連に凱旋してみると、そこは旧来の秩序が崩壊し、守銭奴ばかりが暗躍するアナーキーな世界。

自分の人生と国家の盛衰を振り返って複雑な想いに浸っていたフェティソフに、ロシアの救世主として現れたプーチンが声をかけます。

「もう良いだろう、帰って国のために尽くせ。スポーツ大臣を任せよう。」

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