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August 04, 2015

バブル相場の下落率比較~半値が希望を絶つ~

代表的なバブル相場の下落率と、それに要した期間です。

・日本の平成バブル

【日経平均】 1989年12月の38915円→1992年8月の14,309円 ▲66%(2年8ヶ月)

・ITバブル

【NASDAQ指数】 2000年3月の5048→2002年10月の1108 ▲78%(2年7ヶ月)

・リーマンショック(米住宅バブル)

【S&P500】 2007年10月の1565→2009年3月の676 ▲57%(1年5ヶ月)
【DOW】  同 14164$ →同  6547$  ▲54%(同)
【NASDAQ】  同 2861→ 同 1265  ▲56%(同)
【日経平均】 2007年7月の14164円 → 2009年3月の7054円 ▲50%(1年8ヶ月)

【WTI】  2008年7月の145$→ 2008年12月の34$ ▲77%(5ヶ月)

・今回のコモディティ相場

【WTI】 2013年9月の111$ → 2015年3月の43$  ▲61%(1年半)
【金】  2011年9月の1895$ →2015年7月の1080$  ▲43%(3年10ヶ月)

現在進行形のコモディティ相場の下落を、バブル崩壊として表現して良いのかどうかはともかく、下げ幅的には既に同類です。

全般的に、大きな調整相場での下げ止まりの目安としては、まずは半値になることが条件のように見えます。
その意味では、金はまだ調整不足と見られても仕方がないところですし、原油も6割下がりましたが需給は依然緩く、予断を許しません。

底打ちまでの期間としては、2~3年が主流です。

金は、2011年9月の後で、もう一つ2012年10月に1792$の山があります。

0804

そこからカウントすると、この秋で3年、WTIは2013年9月ピークから2年経つので、その辺が相当の谷場(?)という可能性は意識されます。

人間の心理として、2割や3割安では逆に回復願望が強くてアク抜けせず、半値になって本格的に投げ売りが始まり、そこで形成された価格が底に近い、ということかもしれません。

バブル後のマンション市場でも、「大分こなれた」と思われた崩壊後初期ステージにおいて、私の周囲でも被害者が多く出ました。

「半値八掛け二割引き」が意外と良く当たるのも、同じ人間心理をベースにしているとするなら腑に落ちます。

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Comments

AKAZUKINさん

よい記事をありがとうございます。とても参考になりました。

Posted by: appeltan | August 07, 2015 at 12:01 AM

appeltanさん

参考になれば幸いです。
今後とも、よろしくお願いいたします。

Posted by: akazukin | August 07, 2015 at 12:21 AM

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