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August 12, 2015

人民元安でもドルは上がっていない

今日も人民元の基準値は下がり、2日連続の切り下げ容認で、対ドルで約4%安。
対円(↓)では5%下げています。

0812001

市場に存在していた人民元の売り圧力は5%程度との前提で、「いいところまで売られたといえる水準」(りそな銀の尾股氏)との発言も見かけます。

中国人民銀行のサイトに今日のステイツメントを見に行ってみると、「今後も継続して切り下げをする根拠は無い」と書かれています。
昨日はこういう表現は無かったので、今日で一旦終了を匂わせている気がします。

人民元に引きずられて下げる豪ドルやアジア通貨に目を取られ、ドル全面高と言う人が今日いましたが、ドルインデックス(DXY)は、先週終値の97.6→96.8と下がっています。

ユーロドルは、先週の1.096→1.111と、1%ほど上昇。

何やら東は騒がしいけれどドル高も最終局面だよね、とユーロショートを解消している可能性も感じられます。
また、ドル建て金価格も安定し、1110$を上回って推移。

原油は今、需給が悪すぎて下がっているので、ドルの強弱の鏡としては、金が適当な局面かと思います。

人民元の切り下げは、中国の購買力減少ですから、資源国の通貨や株式が売られることはひとまず自然でしょうが、中国の輸出が持ち直すなら、結果的にエネルギー消費が増え、価格ダウンと量の拡大で次第にバランスが取れてくるという見方も可能です。

昨日のNY市場では、全体の株安に伴う売りをこなしながら、主要金鉱株は上昇しました。

ドル高の持続性を計る意味で、当面は金と金鉱株に注目したいと思います。

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Comments

 中国の次の一手の洞察 とても参考になりました。マーケット解説などは本当に役に立ちませんね。(むしろ害悪かも・・・)

 この後は 中国が他国の事やメンツなどにかまっていられない状況かどうか アメリカと中国の金融政策の方向性の違い などが注目ポイントでしょうか。

 アノマリー通り 8 9月は弱くなるのでしょうか。もっと面白い展開を期待しているのですが・・・。

Posted by: 弱気投資家 | August 12, 2015 at 11:48 PM

人民元に市場の売り圧力があったのは事実なんだと思います。
このくらいの下げは、変動為替相場制なら毎日あるのに、なぜ騒ぐのか。
人民元の市場価値という基準が存在しないので、近づいているのか遠ざかっているのか分からず、議論が揺れるから相場も揺れるという感じですね。

あくまで本命はFRBですから、おっしゃるように9月までは、まだまだボラは高いと思ってます。

Posted by: akazukin | August 13, 2015 at 08:17 AM

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