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December 31, 2015

今年の振り返りと2016年の見通し

株式相場は、さしたる盛り上がりもなく、2015年を終えようとしています。

今年の成績は昨年よりも悪く、実現損益(概算)が、日本株+550万円、米国株▲300万円、配当(分配)金+300万円。
現時点での含み益は、約300万円です。

年後半にはコモディティの反発がある確率が高いと思ってトレードしていた部分がありましたが、むしろ8月の中国ショックが資源安をダメ押しするような格好となってしまい、米国株の損益は2008年以来のマイナスで終了しました。

今年のマーケットを一言で表現するなら、「頭打ち」です。

ざっくり言えば、ドル円は1年を通して120円で動かなかったようなもの。
来年はドル安を想定しています。

米国ダウは、あと1日を残していますが、昨年末の17,823$を219$下回っています。
日経平均は、要するに2万円天井でした。

年初に、「1年後の米国長期金利が2.5%程度という低金利シナリオも、視野に入れておきたい気がします」と書きましたが、それにも届かない2.3%付近で終わりそうです。
来年は2%以下で終わるという、スーパー低金利シナリオの準備さえ必要かもしれません。

また日経平均については「ドル円が130円になるなら20000円もあるでしょう」と書きましたが、実際には125円で2万円でした。

中国の高成長も「頭打ち」が明確に認識され、人民元の上昇も終わったと思います。

今月11日、中国人民銀行は、13通貨で構成される新たな人民元の指数を発表しましたが、新通貨バスケットにおけるウエートはドルが26.4%、ユーロが21.4%、円は14.7%。

「もうドルに付いていくのは止めた」宣言ですから、来年の中国経済は、金融緩和と通貨安でハードランディングを避ける1年になると思います。

EUとユーロ圏の拡大も、難民問題とテロで事実上の「打ち止め」です。
長くEU加盟を熱望していたトルコは、オスマン帝国の復活を目指すエルドアンが暴走する危険さえあり、EU入りなど誰も語らなくなりました。

イギリスではEU離脱を判断する国民投票が実施される見込みですが、スコットランドの独立より遙かに可能性が高いと思います。

最近、イギリスが中国に擦り寄っているのは、仮にEU離脱ショックが発生した場合の「埋め合わせ」として、是非とも確保しておきたい経済的カードだから、という意味合いがあるものと思われます。

人民元が対ドルで安くなり、円が対ドルで高くなる見通しに基づけば、人民元の対円レートはかなり安くなる可能性があり、爆買いのピークは過ぎたと思っています。

天井を打った(?)日本株は冴えない動きになると予想しますが、為替が大きく円高に振れた場合は、日銀が追加緩和に動く大義名分が生まれるので、例えば春頃に「20年債まで買います」、更には「30年債まで買います」という、2回のラストチャンスは残っていると考えています。

まあ、日本経済を筋肉質にするという方向からは真逆の政策ですから、それで株価が上がったとしても、だから何なのか、という気はします。

大きな不透明要因としてコモディティ相場がありますが、正直、上昇する材料は少ないように思います。
しかしながら、現状の原油価格は資源国の財政を逼迫させ、政情不安を助長させる可能性が大きくあります。

かつて投機資金がコモディティ相場を急騰させた際には、国連の食料援助が打撃を受けて世界の批判を浴びた事が思い起こされますが、行き過ぎた原油安で世界情勢が不安定になることも大問題なので、市場に一定の自制機能が働くことを期待したいと思います。

見方を変えると、資源価格の低下を歓迎しない今の相場は、ドル安を必要としているということかもしれません。
ドルが下がってくれるなら、人民元ショック再来の可能性も下がることになりますし、逆なら逆です。

結局のところ、なかなか上がらない米国長期金利と、出口の見えない日欧の緩和スタンスが示唆するように、世界の持続的成長は困難に直面しており、高利回りでの運用チャンスは少ないと考えざるを得ないと思いますが、引き続き自分のペースで投資アイデアを考え続けていきたいと思います。

1年間お付き合い頂き、ありがとうございました。

どうぞ平和で、良いお年をお迎えください。

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