シカゴ筋ポジションの確認(1/19時点)
(1月19日) (1月12日) (増減)
カナダドル ▲66386 ▲59214 ▲7172
スイスフラン 906 3324 ▲2418
ポンド ▲38579 ▲30521 ▲8058
円 37653 25266 +13427
ユーロ ▲137015 ▲146451 +9436
NZドル ▲2954 1541 ▲4495
豪ドル ▲36267 ▲23043 ▲10224
円とユーロは増減がプラスとドル売り方向ですが、資源通貨を含む他通貨はマイナスで、ドル買い方向。
単純合計では▲9504枚と、ドル買い優勢でした。
資源安・株安によるリスクオフ気分が、ドル回帰傾向を後押ししている印象です。
ドルインデックスは、相変わらずドル高基調。
じりじりと節目の100に向かっています。
現金としてのドルに向かう気持ちが強い限り、本格的なリスクオンセンチメントは訪れない、という見方もあるかもしれません。
ドル円の週足です。
今週は、後半に株高・原油高によって円売りが優勢となり、一時115円台に突入したドル円が118円台に急回復しましたが、中長期のトレンドとしては、安くなりすぎた円の是正が進んでいる過程に見えます。
とはいえ、昨年末に120円だった水準が、1ヶ月も経たないのに5円も調整するのは速度違反ですし、115~116円は何度か下げ止まりを確認したラインでもあり、当面は116~119円台レンジで、株価や金利動向に一喜一憂する展開ではないでしょうか。
現時点では原油価格が急反発しており、仮にFRBが、年初からの株安に危機感を抱き、利上げペースを遅らせるような発言をした場合は、原油高・株高に後押しされた円売りと、米金利低下を背景としたドル売りがせめぎ合いになるでしょうが、円ロングに傾いたポジション解消の影響で、短期的にはドル円上昇が見込めそうな気がします。
但し、あくまで米金利の低下はドル売り要因ですし、ドル高と米株高は共存しにくいので、どこかで株価が頭打ちしてしまい、節目の120円を越える反発までは想定出来ない気がします。
年初からの株価下落は、必然の調整とは言うものの、あまりに急すぎたので、巻き戻しのカウンターが一発入って形勢を押し戻した。
しかしまだ冷静にポイントを計算すれば、リスクオン陣営が劣勢であることに違いは無い、という感じでしょうか。
日本株の見通しは、基本的にドル円と同じだと思います。
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