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January 05, 2016

たかが初日、されど初日

2016年最初の取引は、日経平均は▲3.1%、DOWは▲1.6%でした。

上海総合は▲6.9%で取引中止ですが、どうせ個人がジタバタしているだけなので、真に受ける必要は無し。
サーキットブレイカーの意味を理解しているのは少数でしょう。

但し、人民元安はリアリティです。
中国に投資した資産の価値がドンドン下がって行くわけですから、こちらの動向には注意が必要です。

ちなみに人民元/円は、昨年夏の水準と同じで、まだ序の口です。
Rmb20160101

為替は円高方向で、ドル円は120.2円→119.4円。
楽観に基づいた円ショートの巻き戻しが起こっただけで、ユーロ/ドルはむしろドル高。

円高であってドル安ではない。
だからこそ市場は調整を必要としています。

原油市場は上がりきれず。
「サウジアラビアとイランとの間で緊張が高まったことを受けて一時は上昇していたが、世界的な供給超過(需要低迷?)に対する懸念が勝った」との解説もあります。

米長期金利は、2.27%→2.24%に低下。

昨年からの想定をおさらいすると、今年のビッグピクチャーは、人民元安、割高な株価の調整、金利低迷、ドル安です。

ひとまず初日は、4番目以外が示唆されました。

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