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February 28, 2016

J-REIT指数の確認(2/26時点)

Reit20160225687今週(先週?)のJ-REIT指数は、1839→1887と、2.6%の上昇。
マイナス金利サプライズのあった2/1のザラバ高値1886を僅かながら抜き、また一つ「しこり」をクリアしました。

インデックスで見る限り、想定されたメインシナリオを着々と進行中ということになりますが、幾つか懸念も生じています。

一つはスピード違反疑念。

時価総額最大の日本ビルファンド(NBF)を見ると、2/12の安値559千円から今日の682千円まで、僅か2週間で22%の上昇。

この背景は言うまでもなく、国債市場の急騰で、長期金利は史上最低のマイナス0.07%。
10年債の週足チャートです。

10123987

J-REIT指数は、このマイナス金利チャートをなぞって動いている「子亀」ですが、本当に親亀は大丈夫なのか。

昨年4月、ドイツ10年債金利が0.1%になった時、ビル・グロスが空前絶後のショート機会だ、といった途端に潮目が変わったことを思い出します。

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February 27, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(2/23時点)

        (2月23日)   (2月16日) (増減)
カナダドル  ▲36940    ▲45085  +8145
スイスフラン  ▲2321    ▲4366   +2045
ポンド     ▲33068    ▲36255  +3187
円       52734     47901    +4833
ユーロ    ▲46857    ▲48205  +1348
NZドル   ▲6615     ▲8317   +1702
豪ドル    9575       2807   +6768

増減は全てプラスと、全体にドル安方向に動きました。
ただし、ポンドに関してはEU離脱問題から下げ基調が続いており、現実の為替市場では、歴史的節目の1.4を割り込んで、1.38台まで売られています。

ちなみに、ポンドの対ドル購買力平価は、OECDによると1.43ですから、ファンダメンタル的にも売られすぎゾーンに入ってきましたが、何しろEU離脱の影響なんて誰も正確には分からないので、煽るだけ煽って儲けたい人がポンド取引に集まっています。

旅行好きのイギリス人にとっては、今年の夏の予約をどうしようか、頭の痛い問題となっています。

ドルインデックスです。

Dxy201602279631

先月までは50日移動平均の上、今月からは下、ということでしょうか。
とにかく、100は絶対に越えないという不文律があります。

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February 25, 2016

5分で振り返るポンドの歴史

大英帝国を打ち立てた19世紀、ポンドは基軸通貨でした。
日露戦争の戦費調達のため、高橋是清が幾度となくロンドンを訪れて国債発行に奔走したことは良く知られています。

当時の1ポンドは約10円。
是清が日銀支店長だった時の年俸が2000円ですから、1円は今の1万円くらいに相当し、1ポンド=10万円くらいの価値があったのかもしれません。

それだけ、日本の全てが国際的に見て安かった時代だったとも言えます。

イギリスの最大支配権地域は、ざっと下図の通りです。

Englandcolony201602

しかしながら、20世紀前半の二度の世界大戦でイギリスは弱体化。
ドイツとの戦争で疲弊した英国民は、終戦と同時に戦争の英雄チャーチルを政権から追い出し、「ゆりかごから墓場まで」を合い言葉に、福祉政策の充実に舵を切りました。

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February 22, 2016

日経平均とドル円レートの関係

2013年以降の日経平均とドル円を週足ベースでプロットしてみると、3つのゾーンに分けて理解することが出来そうです。

N225usd201602857

最もシンプルに見えるのはグラフの右側、バズーカ第二弾以降の高値圏相場です。

ここは、115円=16500円から始まって、125円=20500円まで。
1円の円安で400円上がる「ウハウハゾーン」です。

ある意味、16500円はフェアバリューであり、その先は円安による利益嵩上げ分が丸々上乗せされる、と説明できそうです。

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February 21, 2016

コモディティ相場の逆襲はあるのか

米国では、各ファンドが米証券取引委員会(SEC)に提出した四半期の有価証券報告書の内容で大きく株価が動くことがありますが、先週話題になったのは、石油・天然ガスパイプラインのキンダー・モルガン株でした。

ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハザウェイが、2015年10~12月期にキンダー・モルガン株を2653万株(約450億円)取得。
ソロス・ファンドも同じキンダー・モルガンを5万株取得。

昨年9月に「今は現金を保有する時だ」と訴えていたデービッド・テッパー氏も、同社株を約940万株(約160億円)取得し、加えて米エナジー・トランスファー・パートナーズ株やパイプライン関連のETFを新規で取得。

キンダー・モルガン株は、木曜日に10%上昇、翌日は反動で3%売られました。

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February 20, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(2/16時点)

       (2月16日)  (2月9日) (増減)
カナダドル  ▲45085  ▲51935 +6850
スイスフラン  ▲4366   ▲7268  +2902
ポンド     ▲36255  ▲36300  +75
円       47901    43232   +4669
ユーロ    ▲48205  ▲63314  +15109
NZドル   ▲8317    ▲9139  +822
豪ドル    2807     ▲5626  +8433

増減は全てプラス。
依然としてドル安を警戒するムードが支配し、ユーロショートの巻き戻しが一番多くなっています。

円買いのポジションは微増ですが、豪ドルは久々にネットプラス転換です。

ドルインデックスです。
Dxy201602198564

200日線上に戻りかけていますが、依然として重力に負けそうな状態に見えます。

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J-REIT指数の確認(2/19時点)

Reit0219634今週のJ-REIT指数は、1691→1839と、大きく上昇しました。

日経平均が15000を割れた先週金曜日には、J-REIT指数も節目の1700を切りましたが、流石に短期的反発ムードが生まれ、今週は日経平均が+6.8%、J-REIT指数は+8.8%のリバウンドでした。

しかしながら、トレンドは依然として円高株安。
日本株は、少し上がれば戻り売りに押される展開で、火曜日以降に強いフォローが入らず、結局日経平均は、月曜終値を越えられずに今週を終えました。

一方のJ-REITは、マイナス金利サプライズによって指数1885まで凝りが出来、頭が重い展開ではあるものの、じりじりとその凝りを解きほぐしながら上に向かっています。

とりわけ金曜日は、日経平均▲1.4%に対してJ-REITは+2.9%。

株安なら逃避先となり、株高なら不動産として買われる。
という、都合の良過ぎる解釈が成立するのかどうかを試しながらの進行です。

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February 14, 2016

日経平均は節目の15000円割れ

2月12日(金)の日経平均は、14,953円(▲761円)。

今回の下げの主役である金融株の代表「三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)」を観察してみると、一時プラスとなる時間帯もありましたが、最後は弱気に押されてマイナスに沈んでいます。
但し、日経平均に比べると下げ幅は半分で、流石に下げすぎを意識する人が増えているのではないかと感じられました。

Mufj20160212587

この日の日経平均の安値14,866円は、25日移動平均線乖離率▲12.4%。
過去にリバウンドがあった昨年8月25日の▲12.2%、今年1月21日▲11.7%に並びました。

8/25のケースは、その後3日間で7.5%の反発、1/21は同じく1週間で11.5%の反発です。

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February 13, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(2/9時点)

       (2月9日)   (2月2日)   (増減)
カナダドル ▲51935  ▲52420   +485
スイスフラン ▲7268  ▲4695   ▲2573
ポンド    ▲36300 ▲45018    +8718 
円      43232     37245   +5987   
ユーロ   ▲63314   ▲87073   +23759  
NZドル  ▲9139    ▲8436    ▲703   
豪ドル   ▲5626    ▲26168   +20542  

ユーロ、豪ドルを中心に、合計で56035枚がドル売り方向にシフトし、全体の3割もドルロング枚数が減りました。
この時点ではイエレン議会証言前ですが、大きく下がる株価→利上げペースの鈍化→ドル下落、という連想が進んだようです。

ドルインデックスです。

Dxy201602457

短期的には、株価との連動性が高く、過去にも株価が下がる局面で200日MAを割っています。

では、ドルが上がれば上がるほど株が上がるのか、というと無論そうではなく、ドルが強すぎると主要米国株は売られます。

今回は、「利上げが始まるぞー、ドルは上がるぞー」というステージから、「利上げは始まったけど続かないぞー」と変化したことになりそうです。

CME金利先物市場では、年末の金利が0.44%と、現状から0.065%高いだけ。
1回利上げ(0.25%)確率が、4分の1程度です。

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February 12, 2016

J-REIT指数の確認(2/12時点)

Reit20160212537今週のJ-REIT指数は、1822→1691と、7.2%も下落。
日経平均は更に酷く、11.1%もの下落。

今週の営業日は1日少なかったのですが、その休日に円高が一気に進み、一時はドル円が110円台に突入。
1週間前は118円台ですから、正に風景が一変しました。

今週は、長期金利も一時マイナス圏に突入。
今日は、上昇した債券に利益確定売りが入って0.08%とプラス圏復帰ですが、今やそれがどうなんだ、という感じです。

そもそも、マイナス金利が市場混乱の戦犯だという主張も飛び交っており、長期金利がどっちに動いたら株にプラスなのかさえ、良く分からなくなりました。

もしかすると金利が上がった方が正常化して、以前の状態に戻れるかもしれません。
パニックを鎮めるには、「マイナス金利の廃止でも何でも、出来ることは何でもやる」という発言しかない、という声さえあります。

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February 11, 2016

NY市場の結果(2月10日)

注目されていたイエレン議長の議会証言。
WSJは、「Yellen Darkens Growth Outlook, Suggesting Caution on Pace of Rate Hikes」という見出しで報道。

「景気見通しに懸念、慎重な利上げペースを示唆」といった感じでしょうか。

DOWは▲99.6(0.62%)$と下落ですが、S&P500は▲0.02%とほぼ変わらず、NASDAQは+0.35%。
全体として下げ止まりつつあるのは事実ですし、DOWは依然としてチャネルの下限では止まっているようにも見えます。

Dow2016028597

債券市場では、10年金利が1.67%に低下。
2年金利も0.69%まで低下。

金利市場では、イエレンの発言を利上げペースの鈍化と受け止めたようです。

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February 10, 2016

日経平均の下値目処

今日(2/10)の日経平均は372円続落し、15713円。

本日の安値15430円は、25日移動平均線からの乖離が▲10%。
先月一旦反発した1月20日の時は、▲11.7%。
同じ程度には下がってきました。

昨日もちょっと書きましたが、私の仮説は「市場はバズーカ第二弾の効果を全否定したがっている」です。

2014年10月の日経平均は、概ね14500円~15500円。
バズーカ第二弾の直前週は、大体15500円でした。
今日の安値15430円は、一応の目標達成で買い戻しが入ったとも理解可能です。

為替の方は、2014年10月は、105~110円。
バズーカ直後には、僅か数日で115円になりました。

現在の114円台は、バズーカ直前より少し高いものの、かなり近い線にはなっています。

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February 09, 2016

日経平均▲919円(▲5.4%)

昨日、日経平均が17000円を回復したと思ったら、欧州株が崩れ、DOWが178$安。
そしてリスクオフセンチメントが増幅し、日経平均大幅安として帰ってきました。

自分が年初の1月5日にどう書いたのかを確認してみると、「今年のビッグピクチャーは、人民元安、割高な株価の調整、金利低迷、ドル安です」と書いています。

とはいえ、株式とREITはロングで持っているのでダメージは受けており、金と債券ETFが傷を癒やしている状況です。

長期的には1$=100円まで想定すべきと思っていますが、この24時間は、やや無気味な下げ方となっており、多くの人が強い不安を感じていることかと思います。

特に為替に関しては、116~117円辺りで一服するかと思っていたのですが、かなり性急に更なる円高シナリオへ向かっています。
しかも恐いのは、105円~115円に僅か2ヶ月あまりで駆け上がっているので、この逆が起こっても不思議ではないことです。(↓)

Usdjpy2016028967_2

もちろん、115円は分かりやすい節目であり、ここで止まって安堵するかもしれませんが、何をしても、市場の大きな流れは止められません。

下のグラフは、ファンダメンタル分析の代表格であるJPモルガンが試算した、ドル円の実質実効レートの差です。

Jpm201601896321

歴史的に見ると、120~125円は完全に円安が行き過ぎで、100円でもラッキーと言えるくらいの水準です。
要するに、いくら円高になろうと説明なんかいくらでも付く、という話です。

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三大商社決算を、ざっと見

商社の第3Q決算が出揃いました。

三井物産は予想通り(?)の下方修正で、通期最終利益は2400億円→1900億円と、500億円の減額。
内訳は、オマーンの原油権益除却損が193億円、チリのカセロネス銅開発での減損が198億円などです。

3Qまでの営業キャッシュフロー(CF)は4019億円と、前年同期より671億円減少したものの、質の高い資源権益によって逆風下で底力を見せた、という評価もされています。

3Qだけの営業CFは764億円と、前年953億円の2割減。
4割減となる利益ほどの落ち込みではないものの、やはり資源市況の低迷は大きな打撃になっています。

同社が配当64円を維持するコストは1150億円。
今期配当性向は60%となり、現状では来期減配が確実。

言い古されてはいますが、資源偏重のポートフォリオをどう修正していくのかが課題。
若い社長がフレッシュな頭で考えてくれ、ということでしょう。

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February 06, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(2/2時点)

        (2月2日)  (1月26日)  (増減)
カナダドル  ▲52420   ▲66819  +14399
スイスフラン  ▲4695  ▲4503   ▲192
ポンド     ▲45018  ▲47537  +2569
円       37245    50026  ▲12781
ユーロ   ▲87073   ▲127215  +40142
NZドル   ▲8436   ▲5400   ▲3036
豪ドル   ▲26168  ▲32798   +6330

増減の合計は+47431枚。
ドルの利上げペースが遅くなるだろうとの観測に基いてポジションはドル安方向に傾きましたが、そのほとんどはユーロショートの減少です。

反対に円はマイナス金利導入の影響でドル高方向(円ロングの減少)ですが、減ったのは2割程度と意外に少ない気がします。
日本のマイナス金利の影響よりも、全体がドル安に傾いている力の方が強いと見る投資家が多かったように見えます。

ドルインデックスです。

Dxy20160206854
節目っぽいところまで下落しました。

現在、CMEの金利先物市場では、今年12月が0.53%で取引されていますので、年内利上げは1回だけの織り込みです。

マーケットは相当程度ハト派になってしまったので、むしろ利上げ材料に反応しやすい位置にいたようです。

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J-REIT指数の確認(2/5時点)

Jreit201602057456今週のJ-REIT指数は、1781→1822と、2.3%上昇。
しかしながら、マイナス金利導入宣言(1/29)の翌営業日である月曜終値の1848からは下落しています。

株式市場へのプラス効果も月曜で終了。
火曜以降は4日連続の下げ相場となり、日経平均は週間で4%の下げ。
先週木曜日の終値さえ200円以上も下回っており、為替も同様に118円台→116円台と円高方向。

株式・為替市場は、一旦受け止めたマイナス金利効果を完全否定するかのような結果。

日銀サプライズは2日天下で終わり、僅か1週間前の喧噪が遠く霞みつつ、新たな週末を迎えました。

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February 03, 2016

楽天モバイルがメールサービスを改良

MVNOに移行する際、「キャリアメールのように、プッシュ受信が出来るメールサービスが欲しい」という声は一定程度あると思いますが、そのニーズに対して、楽天モバイルが一定の回答を出しました。

これまで楽天モバイルでは、「gol.jp」ドメインでのメールサービスを提供してきましたが、今回は専用アプリを利用することで、ドメインを「rakuten.jp」と読み替え、簡単にプッシュ受信が出来るサービスを始めました。

なお、一般のメーラーで設定する場合は、受信サーバーが「popmail.gol.com」、送信が「mail.gol.com」と、「gol」のままです。

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