J-REIT指数の確認(2/5時点)
尤も、債券市場では長期金利がグイグイ低下し、0.02%まで低下。
0.2%近辺をウロウロしていた先月と比べて、桁が一つ小さくなりました。
現在は、9年ものまでマイナス金利。
プロの間でも、説明の付かない金利水準だ、という声が飛び交います。
そもそも、実際に0.1%のマイナス金利となる日銀口座預金は、全体約260兆円のうち10兆円程度と試算されており、だからこそ為替も株価も往って来い状態となったという理解も可能ですが、債券市場だけは日銀の言葉に媚びるかのような反応。
ギャンブル性の高い為替市場、常に楽観しやすい株式市場と比べると、債券市場は比較的冷静で信頼できるという評価が一般的でしたが、果たして今はどうなのか。
マイナス金利の効果は否定されているのに、マイナス金利そのものだけは残る、という不思議な事態にも見えます。
J-REIT市場は、そもそも最初の2日で上がり過ぎてしまったために調整ムードですが、株式市場の反応を含めて、こうした不自然な低金利にどう反応して良いのかどうか戸惑っている、といった心理も感じられます。
長期金利がマイナスに転じる可能性も論じられており、目の前の金利曲線に従って上値を追って良いのか、超低金利政策の副作用を警戒した方が良いのか、まだ決めかねている人が多いのかもしれません。
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