« 楽天モバイルがメールサービスを改良 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(2/2時点) »

February 06, 2016

J-REIT指数の確認(2/5時点)

Jreit201602057456今週のJ-REIT指数は、1781→1822と、2.3%上昇。
しかしながら、マイナス金利導入宣言(1/29)の翌営業日である月曜終値の1848からは下落しています。

株式市場へのプラス効果も月曜で終了。
火曜以降は4日連続の下げ相場となり、日経平均は週間で4%の下げ。
先週木曜日の終値さえ200円以上も下回っており、為替も同様に118円台→116円台と円高方向。

株式・為替市場は、一旦受け止めたマイナス金利効果を完全否定するかのような結果。

日銀サプライズは2日天下で終わり、僅か1週間前の喧噪が遠く霞みつつ、新たな週末を迎えました。

尤も、債券市場では長期金利がグイグイ低下し、0.02%まで低下。
0.2%近辺をウロウロしていた先月と比べて、桁が一つ小さくなりました。

現在は、9年ものまでマイナス金利。
プロの間でも、説明の付かない金利水準だ、という声が飛び交います。

そもそも、実際に0.1%のマイナス金利となる日銀口座預金は、全体約260兆円のうち10兆円程度と試算されており、だからこそ為替も株価も往って来い状態となったという理解も可能ですが、債券市場だけは日銀の言葉に媚びるかのような反応。

ギャンブル性の高い為替市場、常に楽観しやすい株式市場と比べると、債券市場は比較的冷静で信頼できるという評価が一般的でしたが、果たして今はどうなのか。

マイナス金利の効果は否定されているのに、マイナス金利そのものだけは残る、という不思議な事態にも見えます。

J-REIT市場は、そもそも最初の2日で上がり過ぎてしまったために調整ムードですが、株式市場の反応を含めて、こうした不自然な低金利にどう反応して良いのかどうか戸惑っている、といった心理も感じられます。

長期金利がマイナスに転じる可能性も論じられており、目の前の金利曲線に従って上値を追って良いのか、超低金利政策の副作用を警戒した方が良いのか、まだ決めかねている人が多いのかもしれません。

|

« 楽天モバイルがメールサービスを改良 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(2/2時点) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 楽天モバイルがメールサービスを改良 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(2/2時点) »