シカゴ筋ポジションの確認(3/1時点)
(3月1日) (2月23日) (増減)
カナダドル ▲30478 ▲36940 +6462
スイスフラン ▲1507 ▲2321 +814
ポンド ▲39378 ▲33068 ▲6810
円 59625 52734 +6891
ユーロ ▲68541 ▲46857 ▲21684
NZドル ▲4157 ▲6615 +2458
豪ドル 16861 9575 +7286
ポンドとユーロだけが、全体のドル売り傾向に反して増減が▲で、即ちドル高(ポンド、ユーロ売り)方向。
もしもイギリスがEUから離脱すれば、それは双方にとってマイナスの経済効果をもたらすというのが、市場のコンセンサスかと思われます。
ドルインデックスです。
1月までは、100を越えないという不文律で推移しましたが、2月以降は50日移動平均線を越えないというルールになったかのようで、天井が下がりました。
市場は、ドルの強さには限界がある、という「掟(おきて)」を広めたいようです。
となると、ドル円が上がりにくいのは当然。
チャートで見る限り、円高トレンドに変化はなく、どうあがいても115円~116円では跳ね返されそうに見えます。
2月の雇用統計のポイントは、下記のとおり。
雇用者数は予想以上の増加ですが、利上げ判断をする上で最も重要な賃金はマイナス。
安い仕事だけ増えたのでは、利上げ気分にはなれません。
増えた雇用の80%以上は最低賃金の仕事だ、という記事もあります。(Over 80% Of Jobs Added In January Were Minimum Wage Earners)
ドル円に勢いが失われた今、日本株は為替との相関が低くなっています。
これを見る限り、ドル円が110~115円のレンジでは株価と為替の相関が低く、データ個数自体がパラパラです。
但し、株価が17000以上になるには、ドル円が115円以上の円安であることを要求していますので、ドル円頭打ちを前提とすると、株価上昇も限定的と予想されます。
但し、最近の日本株は、為替よりも上海株との相関が強い(↓)ので、中国経済への悲観が修正されるなら、円安なしの株価上昇もあるかもしれません。
無論、中国経済の動向と原油相場の相関も高いので、株価は原油次第と言い換えても多分同じようなもの。
結局は、「原油本位制」の継続となるのでしょうか。
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