J-REIT指数の確認(3/18時点)
今週のJ-REIT指数は、1886→1882と、僅かながら下げました。
銘柄間格差にも目立った解消の動きは見当たらず、「指数がじりじりと上げる中で格差解消が進む」という望ましいシナリオは実現しませんでした。
日経平均も週間で1.3%下落。
FOMCのハト派姿勢によって、米金利は低下してドル安。
この結果、米国株は上昇したものの、通貨高の日本の株価は冴えない推移となりました。
三連休前で、日本が休日の間にまた大きく円高になるのでは、というトラウマもあり、積極的に買いに行けないと判断した人が多かったものと推測されます。
なお、同じく通貨ユーロ高に見舞われた独・英の株価指数は上昇していますので、いかに日本株が為替次第であるかが分かります。
日本の長期金利は金曜日も過去最低を更新して、一時はマイナス0.135%。
J-REITには追い風のはずでしたが、それでも1900の壁は越えられず、細かいレンジでの展開となりました。
この1900は、昨年の後半に長期に渡って取引された水準であり、非常に強い抵抗線となっています。
ここを突破して2000というシナリオは依然として残っているものと考えられますが、少し気長に待つ必要がありそうというムードになっています。
日本株は円安という最大の上昇エンジンを失い、PKO頼みの方肺飛行のため、ほとんど期待はしていませんし、期待するべきではないと思いますが、選挙を控えた安倍政権は必死です。
消費増税延期、財政出動、エア介入(?)など出来ることは何でもやるでしょうが、高いところは売り、ポジションは減らしていく方針で臨みます。
なお、かつては円高なら内需銘柄=不動産セクターなどという連想も働きましたが、最近はあまり当てになりません。
ちなみに下図は、ソニー>日経平均>三菱地所の比較ですが、かつてなら円安時に現れるパターンと言えるかもしれません。
Comments