Ｊ－ＲＥＩＴ指数の確認（3/4時点）

今週のＪ－ＲＥＩＴ指数は、1887→1873と、0.7％下落。
2月12日の安値からは短期間で10％以上の上昇となっており、一休みとなりました。

但し、金曜日のザラ場安値1838は今週で一番安く、そこから約2％反発しているので、1日の中で上手く調整を済ませて下髭を作った形となっており、買い意欲の強さも見られました。

長期金利の低下も一服。

一時、マイナス0.075％まで低下した10年金利は、マイナス0.05％。

マイナス金利下での国債価格上昇にも息切れ感が見られたことは、ＲＥＩＴの小休止にも繋がっています。

先週は、大型銘柄のスピード違反容疑と二極化による格差拡大問題が懸念されるということを書きましたが、上記の背景もあり、今週はこの二つの問題に改善傾向が見られました。

時価総額最大のＮＢＦ（8951）は1週間で2.2％下落し、Ｊ－ＲＥＩＴ指数よりも下落率が大。
同じオフィス系で最も不人気な（利回りが高い）日本リート（3296）は、今週+4％で、少し差が詰まりました。

三井3兄弟を見ても、広がりすぎた格差は是正方向です。

どの程度の差が適正かは難しいところですが、現在の格差は感覚的に言って大きすぎるので、来週以降も是正が継続するのがメインシナリオだと思います。