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April 09, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(4/5時点)

      (4月5日)  (3月29日) (増減)
カナダドル  97     ▲6180  +6277
スイスフラン 5649    4647   +1002
ポンド    ▲46506  ▲40028 ▲6478
円      60073    54387  +5686
ユーロ   ▲53487  ▲63811  +10324
NZドル   2903    1874    +1029
豪ドル   26845    23466   +3379

EU離脱問題を抱えるポンド以外は増減プラスなので、さらにドル安方向を見ている人が多いようです。

ドルインデックスです。

Dxy20160408

既にかなり安くなっていますから、急落する状況とは思いませんが、じり安傾向と言ったところでしょうか。

こうした背景の中、今週は円安の捲き戻しが進み、一時107円台に突入。
現在は、108円10銭台です。

このタイミングで大きく円高に振れた理由としては、そもそも円安の逆回転が始まって狙われやすかったところに、5月のサミット終了までは日本が介入に動けないことが明らかだから、というのが有力なようです。

更なる円高へのトリガーは何なのか。

下図は、2001年以降のCFTCの円ポジションですが、既に史上最高レベルにあります。

Cftcenn201604

逆に言うと、これから円ロングに参加してくる投機筋は少なそうだと思われます。

経常収支は絶好調で、2月は2兆4349億円の黒字。2014年7月から20カ月連続の黒字で、2月としては08年以来の2兆円台です。
最近は、経常収支と為替相場の直接の相関は低いようにも見えますが、他の要因がニュートラルであれば、タイムラグを持って効いてくるという見方も有力です。

円高になればなるほど、ドルに替えておきたいという気持ちは高まるので、日本人の行動が最後はドル円の水準を決めるとも言えますが、為替市場は基本的にはトレンドフォロー。
米国株が崩れるなどリスクオフ気分が広がれば、短期的な円高トレンドの高まりに対抗することは難しいでしょう。

購買力から見た水準としては、いつ円高傾向が止まってもおかしくないレベルにはなってきましたので、今週の107円が底になる可能性も無いことは無いものの、ここまで来たら100~105円を見ずには終われない、という相場の闘争本能の方が勝ると見るのが普通かと思います。

リーマンショック級の激震がないことを前提にすれば、100~103円は適度なレベルですから、そこまで攻められた場合には、円からドルへの移動を積極的に考えたいと思います。

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Comments

いつも拝見しております。
貴ブログの左側に掲載されている「おすすめできる本」にハズレは無いと強く感じており、他の本より優先して読ませていただいています。(石油の帝国だけは、読んでいて疲れるので、休み休み読んでいます。電車内に持ち込むには厳しい厚さでこたえますが、わくわくする内容です)

さて、大変恐縮ではありますが、もし不都合がなければご意見賜りたく存じます。本文中で「そこまで攻められた場合には、円からドルへの移動を積極的に考えたいと思います」とおっしゃっています。また先日の別の機には「(この円高局面はチャンスなので)良く引きつけて、優良な外貨資産を取得しておくべき」とあります。

AKAZUKIN様はどのような手段で外貨資産を取得するのがよいとお考えでしょうか。私自身、それを考えつつも準備ができておらず、どうしようかと思案している最中です。「とりあえずFXでドルを買って、SBIでは円建てで米国株買えるんだから買っておいて、あとはそれから考えればいいんじゃね?」などと堕落した案が脳内をよぎるのですけど、一時しのぎ感があふれ出すこの手法に不安を感じずにはいられません。IteractiveBrokersに口座を開設して利用するのがよいのではないかと私は考えておりますが、周囲に意見を求めても彼らは無頓着で、私は相手にされず委縮するばかりです。

akazukin様は、外貨資産取得について、世間一般の若葉マーク所持者はどのような手段で取得を試みるのがよいとお考えでしょうか。ヒントだけでもご提供いただければ幸いです。

今後も貴ブログのファンとして応援させていただきます。特に本の部分を、ではありますが。

Posted by: ちよりそ | April 09, 2016 at 02:58 PM

ちよりそさん、こんにちは。

まず「石油の帝国」ですが、私もこの分厚さには苦労しました。
しかも、私が紙の本で買った後すぐにKINDLE版が出たのには参りました。
分かっていれば少し待ったんですが。

まあ、それはともかく、苦しい時もエクソン株を保有し続けたのは、この本の影響が強いことは否定できません。

さて、本題の件ですが、そもそもなぜ外貨を保有すべきなのかについては、将来の円安への保険という意味合いであり、短期的に為替で儲けようという趣旨ではありません。

詳細は省きますが、日銀を信じてはいけない、ということでもあります。

我々の生活は、円高で少々株価が下がったくらいではビクともしません。
株が下がった分、円資産のドル建て購買力は増加しているからです。

輸出企業の業績が幾分下がる分、物価は安定し、消費者の利益に還元されると言い換えても同じことです。

今の日本は、借金が増え続けているのに金利が下がるというフリーランチ状態で、それを演出しているのは日銀ですが、フリーランチは永遠に続かないということだけが経済の真理です。

円安への保険ですから、円と反対に動くものなら外貨でなくともOKで、代表的な実物資産は金(GOLD)になります。

私の場合は、金のETFと現物、豪州リートETF、米国株、ドル現金、シンガポール株式などに分散しており、ひっくるめて時価で合計金額を出して、自分の総資産に対する比率を定期的に確認しています。

一応の目安は、資産の3分の1です。
これは、仮に今の2倍の円安になっても、現状の購買力を守ることが出来る数値という意味合いです。(2/3×1/2+1/3×2=1)

現在、FXでドルは持っていませんが、銀行の外貨預金よりは手数料が安いので候補だとは思います。

一番の基本は、やはり米国債かと思いますので、「証券会社が売りたがらない米国債を買え! 」を、おすすめ本のリストに入れておきました。

現実問題として生(なま)の米国債を買うのはハードルが高いので、ネット証券でも簡単に買える米国債ETFが現実的な選択肢かと思います。

銘柄としては、例えば長期国債ですと、「TLT」があり、社債も含めたETFとしては「AGG」、長期社債に特化すると「VCLT」などがあります。
私は現在、TLTとVCLTを保有しています。

例えば、TLTの手数料は0.15%で、代表的な米国債投資信託の「三菱UFJ 米国債券オープン」が1%も取るのと比べて雲泥の差があります。
なお、配当に関して米国との二重課税になるので、外国税額控除のための確定申告は必要になります。(手続きは難しくありません)

本当は安い時(金利の高い時)に買い増したいのですが、なかなか高金利は実現しません。

ドル円は、年内100~105円では一旦止まると思いますが、再び1$=80円だって絶対に無いとは言えませんから、予算を何回かに分けて、分散して買った方が良いかもしれません。

もし将来、懸念するような円安が起こらなければ、外貨資産は大きな利益をもたらさないでしょうが、それは日本経済が安泰ということですから、喜べば良いだけです。

説明があまり上手くないと思いますが、分かりにくい点は再度ご質問ください。

今後とも、宜しくお願いいたします。

Posted by: akazukin | April 10, 2016 at 10:31 AM

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