シカゴ筋ポジションの確認(5/17時点)
(5月17日) (5月10日) (増減)
カナダドル 22706 25874 ▲3168
スイスフラン 4147 6917 ▲2770
ポンド ▲38422 ▲34935 ▲3487
円 58919 59047 ▲128
ユーロ ▲22587 ▲21872 ▲715
NZドル 6688 9352 ▲2664
豪ドル 24893 38158 ▲13265
今月になってからドルは反発傾向となっていましたが、とうとう(?)増減が全てマイナス。
今週はドル全勝となりました。
ドルインデックスです。
2月以降、50日移動平均が頭を抑える格好で下落していたドルインデックスですが、その抵抗線を突破。
ざっくり見ると、100から92まで落下し、95まで戻ったといった推移であり、下げすぎたドルのリバウンド局面と理解されるかと思います。
ここ数日、6月利上げの可能性が俄に注目されています。
CMEでは、6月の金利が0.40%で取引されており、利上げ確率は26%と、2週間前の13%から2倍に上昇しています。
12月は0.62%と現在より丁度1回分の0.25%高く、利上げ確率は80%です。
FRBとしては、6月の利上げはほぼ無い、に傾きすぎた市場予想を「あるかも」に修正することに成功しました。
但し、あくまで年内1回という市場の織り込みは変わっていないので、もし早めの利上げがあると、これで打ち止めだからドル売り、と反応する可能性も感じられます。
ルー財務長官は、たびたび日本の為替介入を牽制しており、アメリカが円の独歩安を容認した3年間が終わり、ドル高抑制の姿勢に変化したというメッセージを発しています。
ドル円に関しては、傾きすぎた円ロングポジションの巻き戻しが最大の材料(?)といったムードがあり、短期的なドル円のリバウンド上限を試してみたい、という相場心理が優勢かと思われます。
戻りの目処は、利上げ期待継続で111円、実際に6月利上げ実施なら113円、などといった予想が語られています。
大きな流れはドル安であり、今はその一服局面、というメインシナリオを修正するまでには至っていないと感じています。
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