株式相場下落のサインは出ているのか
2月に26$まで沈んだWTIは、46$と倍近い水準。
シェールオイルの減産で需給に締まりが見えることに加えて、サウジに変化の兆しがあります。
経済計画を主導する30歳のムハンマド王子は、石油への依存から脱却するため「ビジョン2030」を打ち出し、その改革コストを国営石油企業サウジアラムコのIPO資金で賄おうとしています。
IPOを有利にするには当然ながら原油価格の上昇が必要であり、もしアラムコ売却に反発が起って国内の政治情勢が不安定になれば、やはり原油供給への不安から価格上昇の思惑が発生するので、原油先物ショートは危険なゲームになったようです。
従って、中国不安と原油価格急落の共鳴によるリスクオフというドラマの再現は無さそうですが、では株価が安泰なのかというと、それはまた別問題。
日本株は為替次第でしょうが、一旦105円台からの反発を経験したことでドル円の底は堅そうなものの、110円を越えて買われる気配は殆ど無し。
105-110円ゾーンは重力が薄く、レンジ内では大きな抵抗なく上下しそうなので、105円と15000円の組み合わせが再び実現するのは簡単そうです。


































































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