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June 11, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(6/7時点)

       (6月7日)  (5月31日) (増減)
カナダドル  21537    26259  ▲4722
スイスフラン ▲9645    129   ▲9516
ポンド    ▲66299  ▲32851 ▲33448
円      42853   14837   +28016
ユーロ   ▲67112   ▲37654 ▲29458
NZドル   8536     5504   +3032
豪ドル   ▲15808  ▲4758   ▲11050

ポンドとユーロが3万枚規模でショートが増加し、円は大きくロングが増加。
イギリスがEU離脱を決めた場合に備えて、保険的に欧州通貨を売り、円を買う方向でのポジションシフトのように見えます。

2010年以降では、ポンドの売り越しMAXが77000枚くらいなので、既にそれに近い水準。
一方ユーロはMAX20万枚があるので、今の6万枚レベルはまだ序の口です。

ドルインデックスです。

Dxy201606102

週末に近付くに連れて、急にドル買いが増えた印象です。
ドルが強いというよりは、ユーロを避けている雰囲気でしょうか。

ユーロ/円は3年振りに一時120円割れとなり、欧州比率の高い日本の輸出銘柄には下方圧力が強くかかりそうです。

今週は世界中で金利が低下した(債券が買われた)こともリスクオフ気分の背中を押しました。

米長期金利は、先週末の1.69%→1.64%。
ドイツ    0.06%→0.02%
イギリス  1.28%→1.23%
日本    ▲0.11%→▲0.17%

来週は日米双方で中央銀行会合が行われますが、FRBは現状維持が事実上確定。
日銀は、何するか分からないというリスクはありますが、どう動こうと市場への影響力は低下しており、個人的には重要視していません。

気になるのは、Brexit問題。

最新の英世論調査(英インディペンデント紙)では、離脱が55%、残留は45%。

某ブックメーカーサイトでは、残留56%、離脱44%と、差は詰まっており、安心は出来ない状況です。

離脱派の最大の懸念材料は何と言っても移民問題。

キャメロン首相は、EUとの交渉で移民の制限に十分な条件を勝ち取ることが出来なかったとの評価が、離脱派の共通認識のようです。

混乱を望む訳ではありませんが、もし英国民が全てを自分で決める道を選択するなら、それはそれで仕方がない気がします。

そもそもイギリスは大陸欧州とは違う部分が「売り」ですから、もしサッチャーがいたら、多少の経済的困難は甘受しても誇りを取り戻せ、と檄を飛ばすことでしょう。

ポンド/ドルの長期チャートです。

Pound201654

現在の1.4近辺は、1985年(プラザ合意)前後の一時期を除けば、ほぼ最低ラインであり、購買力平価で見ても妥当な数値のようです。

もしBrexitが実現した場合、時間軸は別にして、1.33~1.15、残留の場合には、概ね1.50から1.55といった見通しが銀行筋から出ているようです。

最大で20%もポンドが売られるとの予想になりますが、そこまで安くなるなら、この夏はロンドン旅行かという気がします。

ポンド安は、日本株売り・他通貨での円高にも波及するでしょうが、100円に近いところでのドル/円は、喜んで買っておきたい人が多いはずです。

書いているうちに、離脱の際のマーケットの反応を是非見てみたいという気持ちになってきました。

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