シカゴ筋ポジションの確認(8/16時点)
CMEの金利先物市場では、12月までに利上げされる確率が53.5%と、先週と概ね同じ水準です。
長期金利は、1.51%→1.58%に上昇。
2年金利も、0.70→0.74%。
金利が上昇する中でのドル安は、やや違和感がありますが、逆に言えば、多少の外部環境変化に関わらず、ドル安という大きな波の力が強いということなのかもしれません。
ドル円については、このドル安圧力に加えて、日銀緩和策の弾切れがハッキリしてきたことで、円高に振れやすい環境です。
対する円安防衛軍の勢力は、円ロングポジションの巻き戻しや口先牽制ですので、戦力不足。
但し、一気に100円を大きく割り込めば、実弾投入の口実を与えるだろうとの観測で、100円の攻防戦になっている状況かと思います。
この秋、米国株に大きなコレクションの機会が生じれば、それを材料に円高軍が攻め込んでくる可能性があり、その場合の防衛ラインは96円程度まで後退し、そこが年内の円高上限となるものと想定しています。
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