シカゴ筋ポジションの確認(8/30時点)
(8月30日) (8月23日) (増減)
カナダドル 22400 16734 +5666
スイスフラン 8208 1885 +6323
ポンド ▲92485 ▲94978 +2493
円 63661 60316 +3344
ユーロ ▲81925 ▲76658 ▲5267
NZドル 1893 ▲878 +2771
豪ドル 42566 42757 ▲191
雇用統計の結果が良ければ、一気に9月利上げ確率が高まるだろうという局面でしたが、増減はプラス(ドル安方向)が多く、利上げへの警戒心はあまり感じられないように見えます。
その雇用統計。
注目された8月の非農業部門雇用増加数は、15.1万人。
早期利上げ判断の目処とされた19万人は下回ったものの、7月は2万人上方修正されており、3ヶ月平均では、24万人。
9月の利上げ可能とも解釈できそうな数値ですが、株式市場は上昇で反応しました。
ドルインデックスです。
このグラフからは分かりにくいですが、雇用統計発表後のドルの反応は、直後は売り→次第に買いでプラス、なので、「9月の利上げ見送りでドル安と一瞬思ったけど、基本的に金利を上げていく方向に変化は無いのだからドルは買い」ということでしょうか。
債券市場は売りで反応し、長期金利は1.57%→1.60%と、金利上昇。
しかしながら、原油も金も上昇。
CMEの金利先物市場では、9月利上げ確率が、前日の24%→21%に低下。
12月は大きな変化無し。
FRBは、あの手この手で早期の利上げを織り込ませようとしていますが、十分な効果を発揮しているとは言えないような状況です。
まとめると、金利は上がってドルが上昇したものの、株もコモディティも負けずに買われ、誰も大きく傷つかないような結果となりました。
株式市場が、利上げ延期と判断して買われたのか、利上げしても大丈夫と思ったのか。
そこは判然としません。
ドル円も、やや円安方向に動いて104円ちょうど近辺で終了し、日経平均先物は上昇。
週明けの東京株式市場も、落ち着いた展開が予想されます。
そもそも雇用統計の数字は振れやすく、大きな傾向としてみれば、雇用堅調で金利の正常化を阻害する要素はない、ということになります。
従って、年内1回の利上げは確実で、2回は無理だろう、という大きなシナリオには変更無し。
これで当面は安心、なのかどうか良く分かりませんが、VIX指数も下がっており、米国投資家はリラックスして三連休を迎えられる、という気持ちのようです。
個人的な理解としては、「NFPが19万人以上なら確実に(=100%)9月利上げ」とFRBは発信していたと思うので、今でも5割くらいは9月利上げの可能性が残っていると思いますが、市場の反応はずっと楽観的です。
まあ、自分だけ過剰に心配しても投資は出来ないので、資産バランスに留意しつつ、今のポジションはキープしようと思います。
































































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