シカゴ筋ポジションの確認(9/20時点)
(9月20日) (9月13日)(増減)
カナダドル 16303 17058 ▲755
スイスフラン 8413 1348 +7065
ポンド ▲58686 ▲82821 +24135
円 58785 56846 +1939
ユーロ ▲85025 ▲81475 ▲3550
NZドル ▲7916 5129 ▲2787
豪ドル 6848 36467 ▲29619
翌21日のFOMCを控えて、ポジション調整が進められたのか、ポンドショートやオセアニア通貨ロングが大きく減少。
ポンドに対してはドル売り、オセアニア通貨に対してはドル買い方向となり、全体には打ち消し合っているように見えます。
ドルインデックスです。
結局、市場の予想どおり利上げは先送りとなり、ドルは弱含みで推移し、株にとっては好都合。
NASDAQは史上最高値を更新しました。
CMEの金利先物市場では、12月の金利が0.485%と現状より0.11%だけ高い水準での取引。
12月利上げ確率は54%となっており、先週の56%から僅かに低下。
FRBの一部要人がタカ派発言を繰り返す割に、本音は弱気ではないかとの印象を与えました。
声明文の中で、「FF金利を引き上げる条件は整ってきたと判断しているが、(中略)もう一段の確証を得るのを待つことを決めた(decided, for the time being, to wait for further evidence of continued progress toward its objectives.)」とあるので、もっと良い指標が出なければ利上げしないという風にも読めます。
全体的に強気とは見えないFRBの姿勢により、ドル円が上に向かう可能性は少ないと考える投資家が増えているようで、円高トレンドは変わっていません。
ドイツの長期金利は再びマイナス。
米長期金利(↓)も、「上げ一服」となり、円を売る動機は減退しています。
ドル円(日足)です。
円安になりにくい一方、100円は一応の支持線となっており、当面は狭いレンジでの取引になりそうです。
荒れやすい秋相場ですから、大きな株安ショックが起こった場合には96円辺りが下値目処になるかと思われますが、実際にドル円が二桁になった場合には、ドル買い需要が沸々と湧いてくると思います。
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