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October 02, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(9/27時点)

        (9月27日)  (9月20日) (増減)
カナダドル   ▲11615   16303  ▲28418
スイスフラン  ▲5956    8413   ▲14369
ポンド     ▲87714   ▲58686  ▲29028
円       68892     58785  +10107
ユーロ    ▲76030   ▲85025  +8995
NZドル   ▲6793    ▲7916   +1123
豪ドル    15008     6848   +8160

ドル買いなのか、ドル売りなのか、増減はマチマチでハッキリしません。

ドルインデックスです。
Dxy0927586_2

こちらは、弱気トレンドの中での停滞、といった雰囲気です。

FedWatchでは、12月利上げ確率は62%と、先週の54%よりは少し上昇しましたが、1年で1回の利上げ予想では、ドル強気への転換は難しそうです。

欧州系銀行、特にドイツ銀行に関する懸念が相場を少しリスクオフにしてはいるものの、だからユーロが売られると言ったシステミックリスクの気配は感じられず、個別行の問題として扱われているものと思われます。

ドイツ銀行のバランスシートは、何とかこの危機に耐えられそうではあるものの、今後どうやって収益性を維持していくのかは全く見えない、といった意見が大勢のように見えます。

OPECの非公式会合で減産が合意されたというニュースは、原油市場や資源通貨に好意的に捉えられてはいるものの、実際のところ、減産の必要性について合意されたといったニュアンスに近く、次の公式会合で協議されると思われる生産量の具体的な割り振りを見ないと、そのインパクトは計りかねると言ったところです。

確かなことは、サウジが財政難から一定の譲歩をせざるを得ない状況に追い込まれていることと、イランの生産量の余力はそれほど無い、ということかと思われます。

なお、OPEC減産→原油価格上昇→シェール増産→需給緩和、というサイクルは依然として変わりなく、大きく原油価格を押し上げるには力不足のようです。

ベーカー・ヒューズが9月30日に公表したデータによると、米石油掘削リグ稼働数は9月30日までの1週間で前週比7基増加の425基で、2月以来の高水準。増加は14週連続で、2011年以来で最長です。

米国長期金利は、先週の1.62%→1.59%と、やや弱含み。

ドル円は、ドルを継続的に買うほどの材料がなく、一方で100円は実需で堅いため、100~102円の狭い範囲での低空飛行となり、日本株への影響は限定的。
相変わらずの16500円固定相場です。

米大統領選は、第一回のTV討論が実施されましたが、嘘つき男と嫌われ女の泥仕合で、戦況は五分五分と見られます。

どちらが討論が上手いかなど、やらなくても分かっている話。
両候補とも、新たな支持層を獲得するような魅力的な言動は、なかったように思われます。

男の方が勝ったら相場が荒れるのは確かでしょうが、それ以上のことは読みにくい展開です。

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