シカゴ筋ポジションの確認(11/1時点)
(11月1日) (10月25日) (増減)
カナダドル ▲15960 ▲13324 ▲2636
スイスフラン ▲19970 ▲18700 ▲1270
ポンド ▲82961 ▲83962 +1001
円 43160 44595 ▲1435
ユーロ ▲137385 ▲123856 ▲13529
NZドル ▲965 ▲420 ▲545
豪ドル 40867 31923 +8944
大きく動いているのはユーロ売りの増加だけですから、これを見る限り、気分はドル高方向です。
相場は、「ヒラリーならドル高、トランプならドル安」という、分かりやすい理屈で動いていると見て良さそうです。
FedWatchでは、利上げ確率が66.8%と、74.2%から大きく後退しました。
10月雇用統計の内容は、雇用者数が16.1万人増と市場予想の17.8万人増を下回ったものの、過去2ヵ月分は4.4万人の上方修正。
失業率は9月の5.0%より改善して4.9%。
賃金は、前月比0.4%かつ前年比2.8%上昇と、2009年6月以来の力強い伸び。
総じて堅調で、株式市場に混乱さえ無ければ利上げにGOの内容でしたが、市場での利上げ織り込み度は、74.2%→66.8%と大きく低下。
トランプ大統領誕生→相場大荒れ→利上げ出来ず、の可能性が意識されたものと思われます。
ドル円は、ヒラリー優勢による安堵の円安から、接戦による円高へと変化し、105円→103円と調整。
もし本当にトランプ大統領となれば、BREXITショック時と同様に、100円近辺の攻防戦もありかと思います。
J-REIT指数です。
何とか踏みとどまっている1750というレベルは、ほぼBrexitショックの水準。
今週、世界のREIT商品は、金利は下がっているのに売られており、J-REITもその影響下にあるものと見られます。
金利低下という追い風があっても、リスク商品としてのREITポジションを今は縮小しておきたい、ということでしょう。
ヒラリー勝利なら相場は全般に反発ですが、今後のメール捜査も懸念されて戻りきれない気がします。
トランプ勝利なら、相場は上下に大きく動揺。
恐らくは、瞬間反応的なリスクオフから徐々に戻る展開がメインシナリオかと思いますが、まあ予想不可能としか言いようが無さそうです。
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