« FOMC後は、金利上昇でドル高株安 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(12/20時点) »

December 17, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(12/13時点)

        (12月13日) (12月6日) (増減)
カナダドル  ▲21869   ▲18158  ▲3711
スイスフラン ▲25288   ▲25397  +109
ポンド    ▲72343   ▲77238   +4895
円      ▲63429   ▲33937   ▲29492
ユーロ    ▲87513   ▲114556  +27043
NZドル   ▲3702    ▲3952   +250
豪ドル    13473     20871   ▲7398

先週に引き続き、ポジション的には円の独歩安状態。
本来、ドル高の主役となるユーロショートポジションは減少しており、ドル高終盤戦での円売り最盛期といった雰囲気です。

上記ポジションはFOMC前ですから、現在の円売り枚数は8万枚程度でしょうか。
これは、先週言及した「平時の目安」に到達しています。
Cftcfg5

長期的に見て、8万枚レベルを超えて推移したのは2回だけ。
リーマンショック前と、黒田バズーカ砲が有効だった時期です。

現実の相場を11月7日と比較すると、ユーロの対ドル下落率が6%に対し、円は12%。

既に売られた状態だったユーロに比べ、買われていた円の変わり身度は大きかったと言うことですが、理論的な背景としては、日銀が事実上の長期金利固定制度を採っているので金利差拡大幅が大きい、ということのようです。

米長期金利です。
Us10yu9

FOMC直後の2.6%台からは僅かに下がったものの、11月7日との比較では、+0.77%。
同期間のドイツ長期金利が+0.16%、日本は+0.13%。
確かに日本の金利上昇は抑制されていますが、ドイツとの差は思ったほど大きくはありません。

ドルインデックスです。

Dxy12154po

FOMC直後、103.56まで上昇し、102.8で終わりました。

いわゆるドットチャートは来年3回の利上げとなり、これが市場予想の2回を上回ったことが金利上昇を促した、とされています。

Fedwatchでは、2017年12月の金利が1.175%で取引されていますが、最新のFF金利は0.66%なので、現状よりも+0.515%高い水準。
3回利上げ支持が3割いるものの、2回以下で終わると思う人が51%。

これまでと同様、FRBの希望は希望で終わる、と考える市場参加者が過半です。

DOWです。
Dow1215lk4
2万ドル直前で足踏み。

FRBのタカ派スタンスが2万ドルに待ったをかけたといった理解になりそうですが、市場の高すぎる期待がFOMCメンバーの心理に影響したと見るべきかもしれません。

この1ヶ月半程度の間に、アメリカの住宅ローン金利は急上昇し、30年固定金利が、3.7%から4.2%になりました。
5000万円借りた場合、日本式に計算して、月々の返済が15000円ほど増えます。

年初に比べると、アメリカのガソリン代は4割上がりました。
全米平均では収入の5%がガソリン代に消えるので、消費税が2%上がったくらいのインパクトとも言えそうです。

今のところ、株高がこうした家計負担を癒しているのでしょうが、もしも所得税減税が先延ばしになるようなことでもあれば、消費者心理に大きな影響が出ることが予想されます。

NYでは高級住宅のディスカウントが始まり、新車販売の頭打ちを予想して中古車販売に力を入れるディーラーも見られると報道されています。

現在の相場の主役が米長期金利であることは疑いありませんが、果たしてアメリカ経済が急激な金利上昇に耐えられるのかどうか。

減税と財政出動の効果を都合良く先取りしてしまった相場の今後は不透明としか言いようがなく、特に例年1月はリスクオフに振れることが多いので、要注意かと思います。

今週から利確を始めました。

|

« FOMC後は、金利上昇でドル高株安 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(12/20時点) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« FOMC後は、金利上昇でドル高株安 | Main | シカゴ筋ポジションの確認(12/20時点) »