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December 15, 2016

FOMC後は、金利上昇でドル高株安

朝起きたら、ドル円117円でしたね。

FF金利は0.25%引き上げられて、ターゲット金利は0.50-0.75%に。

今後の理想的な(?)利上げ見通しが年2回→年3回に変更されたという解釈によって、金利高・ドル高・株安となりました。

長期金利は2.57%まで上昇。
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これは、2014年夏の水準。
この頃ドル円105~106円でしたから、トランプ弾は、いわばバズーカ第三弾です。

FRBは、現在の期待(妄想?)相場にお墨付きを与えたとも言えますし、常に市場に引きずられているだけ、という見方もあるかもしれません。

Fedwatchでの来年12月の取引値は、1.18%。
現時点より0.56%高となり、30%の参加者が3回利上げを予想しています。

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ドルインデックスです。

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5年チャートで見ても上抜けているので、今はこの勢いを尊重するしかないところです。

株価は調整。
DOWが▲0.6%、SP500は▲0.8%。

日本から米株投資をしている場合は、株安と為替益が相殺されてトントンといったところではないかと思います。
今後円高局面が来るなら、その時は株高と為替損が相殺。
長い目で、日米企業の差を捉えるべきかと思います。

ドル円月足です。

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2014年秋の黒田バズーカ第二弾後の動きと良く似ています。

アメリカでインフレが進むと決まったわけではありませんが、市場は先取り。
FRBが追随したことは援軍となりました。

繰り返しになりますが、インフレ通貨を買う行為は購買力の下がる通貨を持つことなので、いずれは伸びきったバネが急速に縮むような調整が必要になります。

日本の物価が上がらなければ、中長期的なドル円は、2014年秋以降と同じ結果を辿るかもしれません。

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