シカゴ筋ポジションの確認(3/28時点)
(3月28日) (3月21日) (増減)
カナダドル ▲28217 ▲24403 ▲3814
スイスフラン ▲16392 ▲11979 ▲4413
ポンド ▲104075 ▲107844 +3769
円 ▲53181 ▲66987 +13806
ユーロ ▲7923 ▲19662 +11739
NZドル ▲12629 ▲12610 ▲19
豪ドル 53138 44955 +8183
ドルに対する各通貨の方向性はマチマチ。
円ショートはリスクオンの終わりを反映しているのか、一部が巻き戻される傾向にあります。
ドル円は先週と同じ111円台ですが、一時110円割れに接近し、継続的な円安を望むのは難しい状況になっています。
ドルインデックスです。
さすがにインデックス100割れだと買いが入るのか、今週はリバウンドしたものの、50日線と200日線のレンジに入ったようにも見えます。
2.3%が下支えしているように見えますが、上昇の勢いは弱まりました。
トランプ政権による財政支出と減税→金利高→ドルも株も高い、という期待感は減衰しましたが、完全に消えたわけでも無いので、相場はふわふわと中間地帯を彷徨っているようです。
米国イールドカーブです。
1ヶ月前に比べて短期金利が上がっても長期金利はほぼ変わらず。
政策金利の上昇に伴い、イールドカーブが少しフラット化の方向に進むのは、まだ危険な状況とまでは言えないものの、ガンガンの強気にはなれない気分だろうと解釈されます。
CMEの金利先物市場では、年末の予想金利が1.25%。
依然として年内あと2回の利上げを織り込んだ水準です。
今週は、DOWが+0.3%に対し、NASDAQが+1.4%で高値更新。
トランプ効果への懐疑心からか、大型金融株やエネルギー株に売りが入り、相対的にNASDAQ優勢でした。
日経平均は今週、約1%の下落。
年度末お化粧買いよりも、実質新年度入りし、今後への懸念の方が若干上回った様子です。
相場の全体センチメントは、トランプラリーの余韻をエンジョイできるかどうか微妙な雰囲気で、調整の効果として4月にもう一回はチャンスがありそうと言う見方と、「SELL IN MAY」を前にして、無理して事故に遭うくらいなら早めのポジション縮小が賢明という姿勢が交錯しているような状況かと思われます。
長期的なリスクを取っていくのが得策な環境とは思えず、個別の短期取引をするくらいにしておきたい局面です。
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